FC2ブログ
叫 さけび (2006)
2007 / 03 / 08 ( Thu )
[「叫」 黒沢清監督に聞く 忘れられた過去が復讐するホラー] 西日本新聞

「ラストに船で逃げたり、遠くで街が崩壊していたりという映画も作ったが、今回はうかつな結論は出したくなかった。その方が誠実だと思った」

***

たしかに90年代に燦然と輝いた自作のセルフリメイクといったふうにもとれる。
単純に『CURE キュア (1997)』、『カリスマ(1999) 』、『回路(2000)』だけでなく、Vシネの『蜘蛛の瞳(1998)』あたりの風情も垣間見られる(とくに中村育二をどつきまわす役所広司あたりが…)。

けど、それだけ?いや、まちがいなくあたらしい。引用の言葉は911以後の世界風景に関しての心情吐露だろうし、同時にレイティングに屈した自作のハリウッドリメイクに対しての本家のカウンターなのかもしれない。
たしかにおなじみのショック表現なのだが、その魅せかたがとにかく凄まじい。

それとね。やはり『LOFT』より顕著ないわゆる恋愛話しへの重みのかかり方も注目。
いっちゃあ、あれだが、フーパーっぽいよね。なんだか熱くなる。拳銃はでるが発射はしないのだ。

ぶっちゃけ、葉月里緒奈の処理はやりすぎ感がさすがに漂ったが、でも圧倒的な緊張感?それだけでおなか一杯。にしても、昨今の黒沢清の女優の奇形的な扱いは素晴らしいね。暴力的で、芸術的。

あ。パンフレット買いましたよ?ことしはじめて。

『叫』trailer

sakebi

(ソラリス4にて)
スポンサーサイト



映画 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
海でのはなし。 (2006)
2007 / 03 / 08 ( Thu )
この作品の予告観ました?きたないV撮りの画面云々でなく違和感バリバリの構成。
そう、『BABEL』で妙に騒がれたタイミングだったもんだから、異常に菊地凛子たんがフィーチャーされた作りになっていた。彼女、2シーンしか出てこないんですが。

ともかく。本作の予告観て雷打たれないヤツは信用がならないね。どっかおかしいよ。
なんせ、現代日本映画最強のふたりがガップリ絡むんだから。そう、宮崎あおい西島秀俊…。

そんなわけで、撮影も照明(いたのかよ…)も、筋立て展開もグズグズだが、だがしかし。
けっして良い映画ではないが、この名優ふたりと同時代を生きる喜びを余す事無く表現しきっている。
なんだか、この大学映研のちょっとイイ秀作みたいな、ミニDV撮りっつうかんじのルックも、なんだか生々しくふたりを捕らえている。ほんと、西島の空虚さって…なんなんだろうね。

(しつこいようだがこの撮影と照明はなんかの間違いかとおもった。メイキング用のVを流用してるのかと。ちなみに戦犯は松島孝助横道将昭…っていま、公式サイトみたんですが、48時間で撮了ってマジ?…なら納得。失礼しました!)

海でのはなし。

(フォーラム2にて)

映画 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
| ホーム |