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無言歌 (2010)
2012 / 01 / 15 ( Sun )
無言歌

そんなわけで王兵初の劇映画、つうことで観てきました…んまあ、名高いドキュメンタリーのほうをちゃんと観てる訳ではないので、単に興味本位だけで。いまから50年くらいまえのちゅうごくのお話し。毛沢東に楯突く右派活動家の思想矯正を目的とした労働施設(農場と云ってるがただの荒野)を舞台に、おそろしく理不尽な目に遭っている人々の声にならない声をいっこいっこ拾い集めているような具合の映画。思想云々というより開墾用の農奴として連れて来られながら、極端な飢えのためばったばった死んでくし、仕方ないので同胞のゲロも死肉も喰っちゃいながら漫然と息している。なんとかして抵抗して生き残ろう…といった、熱意のかけらはここにはない。あたかもその穴倉に居て、寝て起きて具のない白湯みたいな汁すすって、焚き木の火が消えるように死んで…みたいな胃が痛くなる(きっぱりとドキュメンタリーのような)迫真性がある。が、当然というかデジタルカメラでパキっと撮られている。なんか、これがフィルムだったら、案外リアリティないのかもな…などとおもったりした。

無言歌

(フォーラム1にて)
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マジック・ツリーハウス (2011)
2012 / 01 / 15 ( Sun )
マジック・ツリーハウス

錦織博といえば『ウテナ』のコンテや個人的には大傑作だった『天使になるもんっ!』の監督、という程度の認識で10年以上時が止まっています。なんかひさびさに作品に触れる機会ができたな~とおもったら、原作付の児童向け作品なんすね…なんで皆アメリカンな名前で呼び合ってるのかな~とおもっちゃって。読書狂のジャックとアクティブで命名が趣味のアニーの兄妹(それぞれ北川景子と芦田愛菜が声を当てている…二人とも上手だがとくに北川がプロパー顔負けの巧さ)が、魔法のツリーハウスとなぞの小動物に引寄せられて、四つのメダル集めの冒険に出る筋。柳田義明による愛くるしいキャラクターが、飛んだり跳ねたり活躍するんですけど、作画は序盤のカエルチェイスや四つあるクエストにしろ止まらないまま動きっぱなしで見応えある(ただしこの画で、ガイジンの名前で呼び合うのにはなぜか抵抗が)。画的な時代考証も相当やっているのでは?…あと三つ目の冒険の地、ポンペイの図抜けた異様さ…火山灰降り注ぐかの地で、けっきょく大量死の傍観者となってしまう主人公。ストレートに展開させない転換点にしてはややエグすぎるきがしたが、こういう苦味もないと、真っ当な児童向け映画とはいえないのかもしれない。

マジック・ツリーハウス

(12日、ソラリス1)
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