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プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命 (2012)
2013 / 07 / 31 ( Wed )
精神的に弱まる畢竟なる小品(いう印象の)『ブルーバレンタイン』をモノにしたデレク・シアンフランスの作。これが、なんというかおそろしく意欲すぎかつギュウギュウな内容で満足とともに大変な疲労感、ここちよいのだけれど、えらくつかれる作品になってる。ざっくり、はっきりと三部構成。

第一部は、『ブルーバレンタイン』で絶妙なる呼吸の一致を見せたライアン・ゴズリングが大々的にフィーチャー。若干性格的な異なりがあるものの、端的に要素すべてが『ドライヴ』長線上にあるかんじ。ということで、『ドライヴ』でメロメロになった筋にはバッチリの内容。このブロックだけ湿度感が以後とまるで異なる。ゴズリング、どうしようもないNTRで、いきなりキレるあたりの狂犬ぶりに溜飲がさがるおもい。また、愛車バラされながらのドラマ展開や「警察密着24時」的のP.O.V.(後輪パンクしながらの、真性アクション)などに大興奮。

第二部、ブラッドレイ・クーパーが新米デカで、一種異様な警察機構の腐敗振りを告発する体(それじたいは凡庸だが)をなす。このあたりは、あんがい手垢ついてるな~とおもいつつも、快気祝いで先輩方ストリップバーに連れてってくれるのかな~??とかおもいつつ、金無心しに行くあたりの無慈悲さはたまらない。このあたりを一手に担ったのは存在で既に姿顔かたちだけで禍々しいレイ・リオッタ!えらくやばいムードが蔓延する。裁くほうも裁かれるほうも所詮はおなじ、等しく汚れているし、一生懸命生きている。たかだか70マンぽっちで人生の彩が一変する。

ほんで、第三部。まさしく因果というか邂逅・・・まさしく宿命。いきなり少年二人の物語となり、肌合いはなんつうか、ラリー・クラークやむかしのハーモニー・コリン、さらにこの無常ぶりはガス・ヴァン・サントあたりを軽々しく彷彿。荒涼たる狭まった世界が(さらに、かわることなく)展開する。親も選べず立派に成長したジェイソン君も、なんつうか・・・『BULLY』のニック・スタールみたいでざわめく。こういう映画ばっかりだと疲れるけど、こういう映画がないと、もう、バランス取れないよね。エンディングの曲、マイク・パットンなんでしょうか・・・ジェイムス・ブレイクみたいだった。

プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命(2012)

(7月31日、フォーラム3)
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野蛮なやつら/SAVAGES (2012)
2013 / 07 / 31 ( Wed )
オリヴァー・ストーンによる、ティーン向けコミカル犯罪アクション、みたいな軽いノリではじまるのだけど、『ナチュラル・ボーン・キラーズ』がそうであったように、執拗すぎるドラッグと周辺事情、人間関係への見解、情熱、愛・・・THCが33パーっていわれてもわかんねえよ!って云っても、テーマそのものがそれなので。さらに、妙に里子ごころついちゃうウェットさと共に、踏み込んではいけない一線、でも踏み込んでしまって、ついぞ帰り道わかりません的教条主義っぽさが確実に搭載。

でも、本当なんか軽いんだよな~ふざけてるトコと、マジメなところのアンバランスさが、心地よさとオリヴァー・ストーンらしさを醸す。中盤以降は首狩族&写メ好きのデル・トロとトラボル太、サルマ・ハエックらの重鎮仕事でだましだまし展開する。この展開って、確実に90年代なんよね。ウチらの大好物だったはずの。そのー、往時のタラちゃんとかおもわせる。そこは、じぶんの後輩らがエラくなって成熟したり変節したり消えてなくなったりしても、おれ(オリヴァー)はどっこいこんな、ガキくさいことやってんだぜ?でもそれなり時代に即したスタイルで?っていう主張がまざまざと伝わる。結果としては上記ヴェテラン3名がつんのめってしまうくらい面白くなって、ドリカム編成の本来の主人公らは刺身のツマ、ただのおもしろ人間ドラマと化してしまう。クライマックスの別エンディングとか、じつは誰も願っちゃいない不可思議な味わいをのこすのみなのであった。

野蛮なやつら/SAVAGES(2012)

(7月31日、フォーラム3)
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ペタル ダンス (2013)
2013 / 07 / 24 ( Wed )
いまとなってしまえば、あまねくすべてがミラクルの塊であったとしか云えない『好きだ、』をモノにしてしまった石川寛の、待望の新作。

「はしょったね」
「そうかな」
「はしょらないで」

宮崎あおいと風間俊介。冒頭、ノックアウト。ひたすらに時間が経過。断片がながれる。ムードが充満する。まさしく『好きだ、』リプライズの予感。だが甘かった。風が吹いて、願いをつぶやく。ひととの別れがテーマなのか、断ち切られるような別れがほのめかされる。なんかみんな彩度のない服を着て、おもいつきを述べ、鈍磨した時がながれる。話しの結論を避けつつ避けつつ・・・この重みのなさは一体。

ペタル ダンス(2013) image
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イノセント・ガーデン (2013)
2013 / 07 / 21 ( Sun )
パク・チャヌク先輩のハリウッド進出作。製作はスコットフリーで、宣伝文句としては『ブラック・スワン』のチームが云々・・・そんな変種のサスペンス風味のガーリームーヴィーといったノリだったきがする、が、痕跡としては(クレジットをみるかぎり)、劇伴にクリント・マンセルの名があるくらいしか。プロダクションデザインの人は共通みたいですが。あ、出演者にハーモニー・コリンの名があったような?見間違い?

謎の死を遂げてしまったお父さんを嘆き悲しむ母娘(キッドマン&ミアしゃん)の前に、ずっと失踪してたこれまた謎な、イケメンな叔父さんが現れて・・・みたいな話し。ミアしゃんは、学園イチの秀才だが、お父さんと狩りに行くのが大スキな一風かわってるが典型的ファザコンで、ヘンテコ能力の保持者。お母さんは、おそらく倦怠と欲求不満のなかにいた面倒なアバズレ(ひどい云い様だが的得てるかと)。大黒柱亡くした家族に、父親の代替というか闖入者として血縁のヤツが入り込む騒動って、ある意味ドラマの典型かとはおもう。そんなことはさておき、パク・チャヌク先輩の専売特許とも云うべき洗練された映像だけども、本作はハリウッドの、それもスコット兄弟のトコ(弟存命中のワークなのかな)でこさえただけあって尋常でなく凝った画が展開される。得てしてパク・チャヌクは、映像的技巧に凝りすぎな面があるけど、ダイナミズムが後退してなんつうかメディアアートみたいな画面と音を延々観ているようなボケた印象しかない。前半は(それでも、ミアしゃんがかわいいので間持ちするのだが・・・)。

あたりまえのようにひとがいなくなって、あまり周囲の環境に変化が訪れず、段々ミアしゃんがペ・ドゥナに見えてきてしまう(んまあ、代替物でしょうが)。でもま、さすがは先輩、連弾のシーンあたりから尋常でない緊張と、ピンク映画のようなエロさとダイナミズムを爆発させる。展開上どんどんパク・チャヌク自国で延々やってた不快感一歩手前のショットを連打し、加えて、(特筆すべき点だが)ハリウッドに渡っても尚脱がせ屋としての矜持を我々に見せつけてくれるのだ!・・・願わくば、もうすこしあのシャワーシーンはしっかりたっぷりポッチリを見せつけてほしかったのだが・・・。

ようするに、若い女とBBAどっち取るのよ的構図はそのままに、籠のなかの鳥が羽ばたいてくその様を、飛翔を、ひじょうに非ハリウッド的倫理観を湛えながらラスト叩きつける。出口にいたって、ここまで主人公が見事に悪に染まってく、それも図抜けたうつくしさと邪悪さで。続編希望&またしてもタランティーノあたりがすきそうな(=ウチら嗜好のスジを読んだ)ネタなので悔しいきすらします。

イノセント・ガーデン(2013)

(7月21日、フォーラム4)
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ウィ・アンド・アイ (2012)
2013 / 07 / 21 ( Sun )
ミシェル・ゴンドリーなら無条件に観にいく。可能なかぎり。『グリ-ン・ホーネット』みたいな活劇のほうがその資質から例外なのだが、下町舞台にしているあたり『僕らのミライへ逆回転』をさらにロウにして、ファンタジックさは拭い去り(一部残存)、無名の市井の人々、若い連中の生態を無目的にほったらかしにしたまま切り取ったかのような具合。ブロンクスの高校がスプリングブレイク!(同名映画は観てない!)・・・車内騒がしく走る路線バス。悪ガキ共、混沌、ジーザス・コンの登場、執拗な投稿ビデオの連続再生(国際線の面白イタズラビデオのような)。エロくないバレーボーイズふうというか、井上三太のグラフィティマンガからクライム臭を消して、徐々に本音が吹き出るドキュメントタッチから心情が時間経過、夕暮れと共に浮かび上がる。どっちかっつーとゴンドリーでなく、むしろビースティーズとつるんでたスパイク・ジョーンズが撮りそうな材ではある。正直云うと中々ノレないな~というのが実感。ただし、ざくっとしたロウなフォームが変わる瞬間がある。サイクリングしてるマブいスケがバスと併走するシーン。モデルのようなオンナ、スローモーションになる。俗っぽい云い方だが、この瞬間こそが映画的だなと(とまあ、そんな印象しかのこらない)。

ウィ・アンド・アイ(2012)

(7月21日、フォーラム2)
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戦争と一人の女 (2012)
2013 / 07 / 14 ( Sun )
監督の井上淳一は若松組で云々とかいう事前情報があったんすけど、どうなんでしょうね。脚本家としては本作の荒井晴彦とも組んでるようですが。という、わりとどうでもいい書き出しなのだが、なんとなく近年の若松の仕事よりはマトモに映画だったようなきがする。画的にはデジタル移行後の、なんともいえないザラつきがにじみ出る若松組っぽいかんじだったが、撮影は鍋島淳裕で、無関係の様子。んまあ、本当に無関係ですよね。内容的には、江口のり子と永瀬正敏が戦時下で不敬にもやりまくる話し。どっちも戦争状態をきらわず、ギリギリ最後の光を放てる機会とみなして刹那感に酔いしれている。これがね・・・観てる分にはわりとどうでもいい。それより、片輪の傷痍軍人を演じた村上淳のほうがきにかかる。かかる戦争によって人間性を破壊された哀れな戦争被害者のはずだが、イキイキと困っている若い女を手篭めにし犯し殺す。ほんとうに戦争がわるいんですよね。戦争が全てを狂わせる。アイノコを産みたがってた江口も、それが果されない。そんな夢を持つのも、夢が絶たれるのも戦争のせい。んまあ、右とか左とか一切関係なく、かなりどうでもいい気分にさせられました。

戦争と一人の女(2012)

(7月14日、フォーラム1)
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ワイルド・スピード EURO MISSION (2013)
2013 / 07 / 07 ( Sun )
ソリッドでヴィンたちのヒリヒリとした焦燥が伝わるような、大傑作だった前作をさすがに超えることはなかったが(というのも悪党がギリギリで正義の味方に舵を切ったのが前作までの精神性)、今回は完璧に再結成もの、リユニオンものに寄っている。のっけイイ暮らししてる連中がてっきり生きてたレティを追って・・・という筋。軽快かつ隙間のないイーヴンキックとともにPICによるアヴァンで一気に記憶がよみがえり、本作のノリに一気に乗せられてく。あーサン・カンと一緒にいるジゼルとかいうオンナ(ガル・ギャドット。前作にも出てたけど失念)、あれイイオンナだなあ。。

んまあ、すでに大分前からカーキチでクルマ泥棒・・・云い換えても運転のうまいっていうチンピラ風情は作風からとおに消えうせており、能無しの警察機構(ロックがバディのオンナと一緒に勝手に操作している印象)の代行執行機関としてヴィンたち一家が、クルマ運転どころの騒ぎでなく重火器や秘密道具の開発までしている始末。いうなれば傭兵というか殺し屋みたいな。んまあ、ちょっとは創始の想いってヤツを振りかえってくれよ、とはおもいます。

ネタバレではあるけど、本作のキモは、先の強烈なるヴィン一家の家族愛と対をなす敵側のチームの好対照ぶり(編成や役回りまで含め)。そこで両者の間でレティが翻弄してしまうというあたりだろう。パッと集まって、パッと騒いで、おわればサッと去る、みたいな集まりでなく、この濃密な関係がいつ育まれたものなのか(ていうかシリーズとおして観れば、皆最初から仲間ではない)。ここにきてヘンに目立つから、ちょっとどうかとおもう。だが・・・だが、ロンドンでのストリートレースのシーン、ヴィンとミシェルのサシの走り。バックで併走するあたりの興奮たらない。カーッと熱くなる。これこそが創始の精神だとおもった。その後サラッとジゼルがいなくなったり(また例によって・・・)、エンドロール手前、遠景の全カットになぜか白の軽トラが映りこんでるTOKYOのストリートシーン、そしてあの男!の登場などという軽薄さ(でもクソ滾るが)がすべて許せてくるのだった。

ワイルド・スピード EURO MISSION(2013)

(7月7日、ソラリス2)
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Cover your breath…polish your teeth...
2013 / 07 / 03 ( Wed )
たんけん | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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