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マン・オブ・スティール (2013) ※3D吹替
2013 / 09 / 14 ( Sat )
いきなりカル=エルの誕生つか出産シーン。ラセクロが『アイアン・フィスト』同様、オンナの股グラ覗きこむどこまでも立派な態度で登場。平成25年にスーパーマン観にきているじぶん・・・いくら実績あると云ったって、ザック・スナイダー(とノーランとゴイヤー)が再生させるスーパーマンなので、オリジナルってやつに敬意払った端緒から見せてるので、冒頭のパンツァードラグーン的画ヅラに、すべてに倦んでいるいまのじぶんがどこまで耐えられるかが不安だった(しかし、『リターンズ』の立場は?シンガーの立場は?)。セガサターン的不安を我慢しながらくぐり抜け、Sの字三文判もやりすごし、到達するのがいわゆるアメコミヒーローのお約束、とにかく世界に一人だけ、とにかくこの世におれは一人ぼっち、主人公の生い立ちの、まるで常套とでも云うべき設定に次第にだが酔い痴れていく。(育ての両親はいても)天涯孤独、孤独。「正体を明かすにはまだ早い」。なんなんそれ。泣けた。つか、泣くほかない。じぶんの生い立ち、出生の秘密を知る機会を得て、一人じゃないと覚るが、老いた育ての母親の胸中は複雑だ。「本当のお前はとても素晴らしい子よ」。泣くしかないじゃないか。・・・とはいうものの、しんみりしたのはここまで。本当ならば、困っている人を助ける描写がもちっと続けばよいものの、さっそくマイケル・シャノン演じるゾッド将軍が現れ、尋常でない破壊が母なる大地にもたらされる。なんか、ちょっと展開早いのと、もっと孤独を描いてほしかったんですよねー。破壊だけじゃどうなのと(とはいえゾッド将軍の姿勢、あのやけっぱちな気分ってのは無下に嫌えないし、考え方そのものも邪悪と断ずるにはおれ自身のモラルが不足してきているのかもしれない)。あと、とにかくエイミー・アダムスが、まるでそそられないのが本作最大の問題だ。そもそも『ジュリー&ジュリア』の時点でだいぶヤバかったんだけど、さらにおばちゃん顔にドライブがかかる。『ジャンパー』やドラゴンボールあたりしか類例のみない激烈アクションで、おそらく多くの一般人が容易く死に曝されている。『ウォッチメン』つくったスナイダーなんだろ?苦悩の安売りと棚上げ。なんか、ものたりない。

マン・オブ・スティール(2013)

(14日、ムービーオン シアター1)
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アイアン・フィスト (2012)
2013 / 09 / 14 ( Sat )
RZAが、お友だちタラの後光威光でテメエの大好きすぎるモティーフで一本撮るんだなあ。おもしろいのかなあ。でも、残酷描写がありそうだから、観にいくかなあ・・・で、いったら面食らった。最高のヒプホププロデューサーが、なんでカンフー映画を、それも非常に戯画化されたバトルファンタジーを撮るのか。ジャンル好きなのはわかるのだが、度が過ぎるくらいの愛情で作りこんでて心底参る(脚本と製作にイーライ・ロスの名が)。Jラップなら少し聴くけど、RZAなんてそもそも『ゴースト・ドッグ』劇伴以降、ああ、たぶん映画好きのヒプホプのひとなのね・・・的印象しかない。それも、相当カンフー映画とか、子どもっぽい映画すきなんだろうな・・・とか。そもそも他業種なんだけど、特定ジャンルすきすぎるゆえ、いっそ作ってしまったというか、一定の敬意を払いつつもやっちまったって類例なかなか思い出せない(たとえば石井克人が『REDLINE』撮ってしまったときの拍子抜け具合や違和感はあまりない)。筋としては、有象無象の超カンフー合戦みたいな見せ場の連続(でも案外飛び道具多し)。ネタの宝庫でケレンの塊のようなキャラクターの立ち方が半端なく、ヘタしたらタラより(巧拙ではなく)自然で嫌味がない。なんともラセクロよかったな~クズ白人で!あと、ルーシー・リュー(&ブラック・ウィドウ軍団)も双飛(ジェミニ)夫妻や金剛も(パム・グリアやゴードン・リューも登場だし『キル・ビル』のラインなんだろうな~本作のほうが上手なきがするんだけど)。軍のガトリング砲炸裂することがなかったのが残念だが、フィクション史上最高ランクの中式KTVであった粉花楼が全壊しなくて本当によかった!

アイアン・フィスト(2012)

(14日、ムービーオン シアター8)
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