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インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌 (2013)
2014 / 07 / 21 ( Mon )
ひとんちの、ゴーファインさんちの猫を抱えてうろうろするさっぱり売れないフォークシンガー、ルーウィン・デイヴィス(演じるはオスカー・アイザック)。冬場だっつうのにカネもない仕事もない、さらに帰る家もない。ついでに時代も変わる。このひとの、やむにやまれぬ、どうしようもない具合を、あまり暗くならずコーエン兄弟が、けっこうお上手にユーモアたっぷりに描く。いや上手いのはわかるが、カンヌでグランプリってのがどうもね。そこまでかなーとは正直かんじる。主人公のチェイスザ猫ちゃんなとこや、歌唱シーンは見ごたえアリ。さらに、妊娠したんすけどーてめーの子かもしらんから堕ろすわーってさらっと云いのけるクソビッチキャリー・マリガン(きゃわわ)、NYからシカゴへの道行きのクラクラしてくるあの異様さ、相変わらず謎存在でいつしか神話級のムードをかもす超ど級ジャンキージョン・グッドマンは伝統芸みてる安定感ありました。結果、喪失の物語なんだよね。マリガン同様、堕胎させてたとおもってすっかり忘れてた元カノのいるアクロンを通過する帰り道、何遍パートナーを失えばこの事態は好転するのか、相棒の歌手、元カノ&ガキ、実家と想い出、老いた父、あの猫ちゃん・・・ついでに漁業資格証。シカゴで云い放たれる「(ルーウィン・デイヴィスの演奏に)カネの匂いがせんな」。向こうで聴こえるディランの歌声。時代が変わろうとしている(過言でないとおもうがムード一辺倒ですね)。

インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(2013)

(21日、フォーラム山形シアター1)
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THE NEXT GENERATION パトレイバー/第3章 (2014)
2014 / 07 / 20 ( Sun )
新宿っていいですね。なんか、タクいひとら沢山いるんだもの。ほとんどおれやアンタ、昔っから同類でおなじ釜メシ喰らってたような連中ぎゅう詰めで、でもまあ新宿ピカデリーでは一番ちいさいスクリーンなのかな?でも、でも。こんな仲間意識あったら、それはそれでたのしいよ。

「エピソード4 野良犬たちの午後」
安定の辻本貴則演出、山邑圭脚本回。立てこもりネタなのでこのタイトルなんでしょうけど、銀行ではなく押井なので、午後の舞台はコンビニとなる。それも、ミイラ取りがミイラになり、児戯ったストックホルム症候群ネタ、ミリオタ歓喜ネタ、つづくEP5もだが、どうも平和なのは日本だけで、世界の半分は戦時下やテロの危機に晒されてますよ?的おためごかしご機嫌で配される。波岡一喜によって蜂の巣にされるイングラムの逆偉容はともかく、P.O.V.ふうペキンパータッチのマックス・ウェーバー印のコンビニバトルは、嗚呼『イノセンス』再び、な迫真とともに過剰なほどのギャグスローモーションの多用でいよいよワケワカな具合に。あ、演出部ーみんな明じゃなく、カーシャ(太田莉菜)すきなのね。わかるけど・・。

「エピソード5 大怪獣現わる 前編」
押井脚本演出の担当回で、前項編の前編。怪獣映画になってはいるものの、特車二課がいなくてもいいだろ不在でも的身勝手が、事実上主役となる松本圭未やベンガルらにのしかかる。古川登志夫が前立腺肥大のアレコレを、冨永みーなとともに語り倒しながら、好みの女優や俳優陣をずらり並びたてて(奥田恵梨華、佐伯日菜子、隆大介、嶋田久作ら豪華俳優陣)、いびつで一方的な地元熱海への偏愛が綴られる格好。キャリアのいったりきたりは、リピートしか持ちネタがない事を残酷にも示しているようだ。

THE NEXT GENERATION パトレイバー/第3章(2014)

(19日、新宿ピカデリーシアター7)
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ホドロフスキーのDUNE (2013)
2014 / 07 / 19 ( Sat )
体裁としてはリンチではなく、ホドやんで創られるべきであった映画『DUNE』をめぐるドキュメンタリーなのだが、なんせ監督ホドロフスキーなんで客観的事実やテメエに不都合な真実はさておき、シンパ配しながらフィクションの重要性やフィクションが現実を易々と凌駕し更新する様、劇的かつカルト的な映画創りの一旦と、その首謀者ら・・・集いはじめる魂の戦士らワクワク梁山泊のようす、ダリみたいなツンデレ対応などなど呉越同舟の様が描かれる。シンパだらけなんで、そもそものつくり、批判めいた意見はそこにはない。いやまーね、空前絶後の、ホドの哲学まんま落としこんだSF大作をこさえる為に、最高かつ最良のスタッフィングを監督ホド自身が手を下していき、結果なんでも出来る・・・云いかえれば、最強すぎるドリームチームだったこと(ホドでも御せない)、またハリウッドの大メジャースタジオが監督ホドではダメですよ?的勇み足構造が出来上がったこと、それら自体が承前のこととしてあったにも係わらず突き進んだことこそ問題だったのではないか。かように、夢を喰うか、夢に喰われるかしてたホドと、その魂の戦士たちクルーたちにおれ個人としても最敬礼したい。あと、ギーガーとオバノンの笑顔の2ショット(リドスコ『エイリアン』時)に、なんか救われた。

ホドロフスキーのDUNE(2013)

(アップリンクX)
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オール・ユー・ニード・イズ・キル (2014)
2014 / 07 / 11 ( Fri )
ボウイの、「スペイス・オディティ」が流れないのかしら・・・などと冒頭などは。とにかくトムケイジ少佐は、オハマビーチな海岸の前線に、いやいや連れ出されて、あっけなくしぬ。それを何度も何度も何度も・・・。いわゆるループ物、原作者桜坂洋は『高機動幻想ガンパレード・マーチ』にインスパイアされたとか答えてますが(コミックナタリーのインタビュー)、おれ『ガンパレ』はよくしらないので、すなおにニトロプラス『スマガ』を想起(前出インタビューにエロゲやってない云々謳ってるし・・・ただし発表時期からいうとちがうのかな)。主人公ケイジは、『ハート・ロッカー』や横山宏センセの『SF3D』なんかよりもツラやら露出しているせいで、甲冑というよりおれが子どもの頃着てたスキーウェアみたいな(とくにブーツのかんじ)悪い冗談としか云えないスーツ着て、しんで、ビル・パクストンにPTされ(シゴかれ)、さらにエミリー・ブラントにPTされ(シゴかれ)、またしんで、徐々に経験値積んで、このクソ戦場である駐屯地と浜辺と敵を、覚えゲーよろしく徐々に身体で理解していく。よくあるループ物かもだが、ループというよりはリピート、反復でもって徐々に状況を切り拓く。これがね、なんのひねりもなく最初っから強いとか、トンデモスキルがあるとかいうアメコミの大作映画化に慣れた目には新鮮。成長や鍛錬や訓練ではない、ただ身体に覚えこませていく、この地道さ。ちょうど、仕事で面倒な案件があって、ひじょうに考えさせられた。答えなんか簡単に出ないんだよな~って。監督はダグ・ライマン(ダグ・リーマン)で、近作は弛緩したアクションばかり撮っている印象だったが、そもそも"ジェイソン・ボーン"シリーズ一作目撮った面目を保った格好(個人的に、かのシリーズの功労者はダグ・ライマンであり、史実をシネマ・ヴァリテふうに追って悦にいるグリーングラスではないとおもう)。ダム手前のダレ場的民家あたりが持久できたピークで、以後やや冗長なのだが(日光の下であのミミック?ギタイ?は魅力的。しかしルーブルだかのナイトルックで現れると退屈な『マトリックス』以降の典型的クリーチャーにしか見えない)、学園SFラノベが変幻し奇妙な架空戦記物のようにかんじられ、かつループのご都合性が妙に心地よい。繰り返すが、この心地よさは反復経験が可能という100万回生きたねこ的万能性、チートさ故からではなく、でもでも反復の重要性がゲーム性、筋からギリ外れることなく損なわれていないから、だとおもうのだ。

オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014)

(6日、イオンシネマ米沢4)
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渇き。 (2014)
2014 / 07 / 11 ( Fri )
この映画をくだらないとか、つまらないなどと評してしまうと、途端にいままでじぶんが観てきたほとんどの映画がくだらないとか、つまらないことになりそうでこわくなる。云いきりたいのに云いきれないもどかしさというか・・・いま中学生くらいでこの映画観て感化されるとか、それはじっさい幸せなのかどうか、よくわからない。中島哲也は可能な限り追っかけているが、正直失望させられるケースがすくなくない。でもそれでも(たとえば『パコと魔法の絵本』であっても)、観てしまうのは、それはやはり中島が『下妻物語』を撮ったひとだから、この一点に尽きる。今回もあまり期待せずに観たのだが(あ、予告は不安にさせられた)・・・感想としては基本的に冒頭に述べたとおり。まず、基本的に喋りすぎなのではないか?シャブなめなめ射器うちうち、大和ハウス工業仕事やエースコック仕事の向こうをはる役所広司のマンネリズム吹き飛ばす熱演は、まあよいのだけれど、登場人物らのペラペラと間断なく喋る日本語がなぜかおれには入ってこない。理解できない(脚本は 中島と門間宣裕というひとと・・・なんと唯野未歩子!)。現在時間である2012年と、役所が追いもとめる愛娘加奈子(小松菜奈)が八面六臂の活躍をみせる2009年をなんの遠慮もなくほぼ並列かつズタズタにならべた構成なのだが、んまあ、中島の演出とカッティングとリピート感(編集は小池義幸)はポップで過剰な美的センスと飽和気味の情報であふれ、尋常でないキレをみせる(とはいえいまどきアニメーションとか・・・タラや石井克人ももうやらんだろ・・・そんくらい古臭いのだが。フワフワと浮遊感あふれるアニメートは大平晋也&STUDIO4℃。CGはルーデンスの増尾隆幸)。ある意味クライマックスといえる役所と加奈子の明かされる過去、原作がそうなのかは未読なので不明だが、パク・チャヌク『オールド・ボーイ』を髣髴とさせる(そういや、チャヌクパイセン、『渇き』ってのも撮ってたよな)。ケレンや色彩やテンポや暴力の装飾を剥ぎとったときに現れるのは、じつにわかりやすい物凄いベタな物語り。光と影、清と濁・・・などをわかりやすく配置。いったい何遍、役所は助手席に向かってガラケー投げつけただろうか。殴りつけたりレイプしたり悪態ついたり罵声浴びせたり、時制や登場人物、役回りがころころかわっても、いまこの瞬間すべてがおなじ鮮度で刺身のように居並ぶ。んまーぶっちゃけ、おれ2009年?3年前の一切のシーン要らないんだよね。2012年のシーンだけならぼんやりと観ていたい(中心点が消失しているという意味で、小松菜奈を一切登場させず2012年フッテージのみ『桐島、部活やめるってよ』みたく編集したい)。とはいえ、主人公が退職したキチガイ刑事で、かつ『お父さんは心配症』ライクな主人公なのであれば・・・これはハズレのない大成功の図式に則ったキャラクター造形ではある。くだらないとか、つまらない、とは云いたくないな・・・。あーあと、康芳夫がほとんど康芳夫としか云い様のない役で登場し(失礼)、けっこうたぎった。

渇き。(2014)

(イオンシネマ米沢4)
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ノア 約束の舟 (2014)
2014 / 07 / 03 ( Thu )
完全に神話レベルで、誰もがなんとなくしってるお話し。影におびえる一家、全てが水没し、生命は溺れ死にゆく(おもに人類)、有り体に云って一家のぞいて人類滅亡!を描く。毒蛇と禁断の林檎、無から芽吹く草花、逆光画でシルエット・・・不気味なイメージ、モンタージュ(の、連打)。おもえばダーレン・アロノフスキーは『レクイエム・フォー・ドリーム』だって、『ファウンテン 永遠につづく愛』だって、こんなだった。デカい仕事を使命として帯びてる男、ノア(ラセクロ)。ミッションとして遂行するが故、周囲、家族、とくに奥さん方面(ジェニファー・コネリー)の厳しくもやさしいバックアップで、とんでもない奇行じみた大難事に挑む。どうぶつ皆ワンセットずつしか連れてかないよ?新世界に。そんな前提なので、長男はハーマイオニーとつがってきゃっきゃうふふ。だが、問題は次男。誰かとつがいたくて仕方がない(そら、近場で女盛りのエマ・ワトソンなんかいたら犯罪おこさないほうがどうかしてる)。ダークサイドに陥りつつある次男。かように内部で切迫した事情孕みつつ、他方、完成間近の箱舟に、行列のできる店よろしくワンサカひとが訪れる(略奪しようと)。そんな外的要因も持ち合わせながらラセクロは狂人じみたガッツで、岩の巨人モーグらとともにがんばって箱舟完成させる・・・。ここまでが前半、強欲な人間がおもしろいように吹き飛ばされて、戦争映画さながらの殺し合い経て、情け容赦の無い神のみ業が炸裂。(ラセクロ的に)待望の大洪水がやってくる・・・あまり感心しないこの既視感あふれるスペクタクルもなかなか非道でたのしめるのだが、問題はその後。大洪水後の、居心地のわるい箱舟内のムードだ。愛を求めても、人は子孫を作れない、すなわち人間だけが滅びるという段取り(というのが神の思し召しなんだが、べつに明言断言されてないし、当然ながら直接的に神なる存在は描かれない・・・んまあ創造主?みたいな呼ばれ方だったのかなー)。海にプカプカ浮かんで、人類補完計画が絶賛発動中の世界。唯一ちいさな希望である箱舟内のムードはもう最悪。いにしえの信仰と、利己的な近代・自由意思みたいなモンとの葛藤の只中、いよいよやっちまった感を深める親父(ラセクロ)の立場があやうくなる。ここがね!本作のキモですよ!人類滅亡をしりながら動植物だけ次世代にキープ!っていうどえらい事をなしとげたノア。それでも諸々完璧には仕上がらず、失意のあまり浜辺で酒かっくらって全裸で薄ボンヤリ。この、やり遂げたんだか、遂げてないんだか、わからないけれど、ラセクロのどうしようもないきぶんにおれも同調した。ラストの『ファウンテン 永遠につづく愛』を髣髴とさせるレインボー含め、ダークなビジュアルもたのしく、恒例クリマンの劇伴も聴き応えたっぷり。それらもさることながら、ラセの髪型がどんどん変化するところも必見。

ノア 約束の舟(2014)

(6月28日、ソラリス5)
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