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ディス/コネクト (2012)
2014 / 08 / 30 ( Sat )
ネットがなきゃじぶん自身の存在も明かせず証明もできない、それ以上に依存しきっており、ほとんどもうひとつのじぶんであり、ネットと云うもうひとつの存在空間は、ほとんど水空気なみの自然な当たり前さで周囲を覆う。というか、あまりにも皆、なんでそんなにイージーに自分をさらけ出すのかね?・・・誰だって皆そうだろう、おれもそう。ネットってこわいよねー的なお定まりな前段取り、そして森田芳光『(ハル)』に端を発すタイムライン・チャット画面などいつかみた情景をワンパックにして、ベタベタな設定と登場人物にふりかかる数々の難事っていうスジから、いつしか見事な群像劇、現実社会を見据えた(でもどこかワイドショー的な)人間ドラマへ昇華している。これ見事なんじゃないかな。おれ基本的にROM専なんでねーそもそもSNSなんかでもマトモに参加できるコミュニケーション能力、社会性あったら、いまこの時間にこんな映画観てないよ!ってきはしている。直前に、この地元が誇る映画館の、創設者のひとりを囲む茶会(ぷらほ山形の企画)に参加して、興奮冷めやらぬうちに劇場に来てしまったので(長澤さんのお話は大変興味深かった)、ひととひととがつながるってことをマジマジとかんがえながら見入った。物語りは、シガーロスとレディヘファンの孤独な少年とネカマ演じる同級生ふたりのSNSを介す悲劇(そしてその両親っていうラインが被さる)、子どもを喪い心の空白をネットで埋めるスレ違ってしまった夫婦のお話し、そしてオンラインでボーイズポルノを披露するティーンと彼を取材するリポーターっていう三つのスジが交互に、時制をわりと自由に横断しながら進行していく。そしてバラバラかとおもえた皆が緩やかに折り重なり、ひとつの夜へ収斂する。互いが互いをきづきいたわり始めるものの、事態は、物事はどんどんわるくなっていく。クライマックス、ザック・スナイダーばりのストップモーションでヴィジュアル的に決めるが、最終的にさして物事は改善されていないことが分かる。ただし、重要なのはひとびとの努力は画面脇から伝わるのだ(ようするに明確に悪人はいない)。この夜のかんじ、どうしようもない目詰まったかんじは、『レクイエム・フォー・ドリーム』アットホーム版(ストリングスのムードも含め)といった印象をのこす。監督はヘンリー=アレックス・ルビンというひとで、『マーダーボール』を撮ったひとらしい・・・おれこれユーズドDVDで持ってるけど観てねえやすぐ観よ・・・。あ、ポーラ・パットン相変わらずイイ女だわー。レポーター役のアンドレア・ライズブローも、スッピン含めこちらもイイ女だった。

ディス/コネクト(2012)

(29日、フォーラム山形シアター1)
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罪の手ざわり (2013)
2014 / 08 / 24 ( Sun )
真っ赤な果実が大量に道路に投げ出され、横たわるトラック。前後して、射殺される物取り三人組。射殺した男がバイクで先のトラック前の道路に向かい、通過。落ちている果実を拾い上げる男の背後で爆発が・・・ここまでアヴァン。そしてタイトル(英題は"A TOUCH OF SIN")。いやいや、なんつうはじまりだ・・・。四つのエピソードが人物の微かなつながりで繋がれていく、オムニバス風の群像劇、なんだろうけど、とんでもない内容になっている。

天注定
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her/世界でひとつの彼女 (2013)
2014 / 08 / 23 ( Sat )
スパイク・ジョーンズ、おもいのほかネクストいっちゃったなーというのが正直な感想。白抜き絶妙な色合いの赤バックでクロッシィのロゴみたいな螺旋をあしらい、TENORI-ONみたいなポロポロサウンドでOS起動。雑駁なパーソナライズドを経て、スカジョの声なんつーエロすぎる"彼女・サマンサ"が立ち上がる。我らがSiriちゃぬとは一味ちがうサマンサ、鼻にかかったちょっと品のなさげなキュートでセクシーな声、そして主人公の生活で暫らく欠落したままだったユーモア。ホアキン・フェニックス演じる主人公は、女々しく、メソメソしている。なぜってまあ、ルーニー・マーラと離婚寸前で判子捺す捺さないの呆然とした環境下で無思考状態だったのだから。問題を直視できず、ひたすら沈殿したムードの只中にいる、浸っている。毎日が反省会。そんなクソ状況のまえに現れた彼女はまさに・・・ああ、女神様。この最新式のAI型OSたる“OS1”だかいうのは、麻薬だ。それも5世代6世代を優に飛び越えた危険ドラッグ級のブツ。そう、自殺者やウツ、ひきこもりとか大量発生させそうな禁断のプログラム・・・。おれの卑近な印象としては・・・Siriもだし、LEXUSのG-Linkコンシェルジュサービス、当然のことながら度が過ぎる人工知能(超『Emmy』級)なので、ときめきサイエンスな気分にも。元カノ(!)エイミー・アダムスを筆頭、に周囲も心配してか(いい交友関係ですね)、オリヴィア・ワイルドなんつクソ最高なアマっこ(最近、DVDで『ドリンキング・バディーズ』観たばっかなので滾る)紹介してくれたり・・・。でもホアキン本気でダメな状況なもんで(エロゲ終盤スカジョが盛って盛ってキメセクハーレムさしかかり状況)、バツイチ子持ち、やり逃げ勘弁なんていう防御線張る待ったナシ退路ナシのリアル女子オリヴィア・ワイルドに、正直にひけてしまう。この感覚・・・分かりたくはないが分かるきがする・・・だからおれもダメなんだ!!

すでに一生分のすばらしい感情は、もうとっくに味わった。手元に残っているのは、すでに味わった感情の劣化版だけ。

・・・もうね、冷静にキモい男です。離婚調停のテーブルで得意げ満面の笑みでルーニー・マーラに「いまの彼女はOSでっす!(AIと云わないあたり絶妙)」ってOSにマジコイ宣言して、本気でキモがられ三行半突きつけられて、「あれ、おれ、やっぱ道踏み外したのかな??」なんて妙にクールダウンして(おそすぎ)、ここで教訓として捕らえる必要があるのは、「○○は俺の嫁」的ターム、それは本気でも趣味でもなんでもいいけど、常識的な世間や、すくなくとも元カノなどに安易に告げては元も子もなくなる、一切がダメになるということ。つづくOSサマンサが、人間(それもセクシーでマジメなブロンド女子)従えて、チャットの言葉遊びでなく、フィジカルなセックスに挑戦するとか・・・踏み外し上等と云いますか、本当にきが狂った展開に突入する。さらにクソ面倒な、「大抵の女って、長話すきだよねー」っていう禁断のハビットにも踏み込み、なんと641人の恋人とホアキン天秤にかけられるのやら(ビッチにも程が)。発狂必死の最悪な展開。この男の幼稚な依存のさまと、欲望に際限のない(人知や条理超えつつある)女の関係。スマホ版『幼年期の終り』と云いますか、サマンサはのちのスカイネットである、とかいうジョークが笑えない凶悪なオチ。前妻にトドメのメールとか、屋上で元カノと夜景眺めるとか、本気でこの問題を抱え込もうとしていない甘さが全編にある(一向に変化のないスパイクの仮託ぶりに辟易)。そこが惜しいといいますか・・・もって恋愛のはじまりとおわり、それも、ファストで条理や善悪を乗り越えた・・・にしてはきれいごと過ぎる感があり。アーケード・ファイアの劇伴はよいのだけれど、クレジットで流す"The Moon Song"カレン・Oのでなく、本編どおりスカジョとホアキンとので締めてほしかったなー。あ、でも、捧げられた4名の名前(James Gandolfini、Harris Savides、Maurice Sendak、Adam Yauch)を見たら・・・ズシッと染みたしなけた。

her/世界でひとつの彼女(2013)

(22日、フォーラム山形シアター3)
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マダム・イン・ニューヨーク (2012)
2014 / 08 / 23 ( Sat )
主人公のシャシは、古風だが家族を愛する貞淑な妻(でもめっちゃくちゃ美人で、サリーに隠れて見えないが間違いなくブリンブリンな脂のしたたる獰猛な肉体しているに違いない。演じるのは今年五十歳!のシュリデヴィ)。ラドゥ、という団子状のスイーツ作りが得意な彼女、内職でご近所で売りさばくのだが・・・会社人間の旦那(アディル・フセイン)はそれを良くおもってはいない。彼女の家族は彼女を理解してくれない、尊重してくれていない。旦那は飯炊き女程度、暇なときガキ相手にラドゥでも作ってればいいよー的な押しつけを彼女に要求し、思春期突入中の長女も英語がしゃべれない母親を内心バカにしている。それでもすべて、彼女は受け止めていたのだが・・・NYに住む姪の結婚準備で渡航、おもわぬ一人旅に。NYで彼女を待ち受けるのはカルチャーギャップというより、単純に言葉の壁。そんななか、彼女は旅の恥はかき捨て的な、大胆な行動に出る・・・4週間で英語が話せるようになる英会話クラスに挑戦!っていう面白くならざるを得ない筋ではあるが、定型からまったくはずさないで、見たいシーンやほしい出来事の連鎖。まあ、保守的で古風なインド人女性が、異国の地で自分を大切にしてもらう、尊重されるなんて云う事態に遭遇して動転したり、自由かんじたり、自分を見つけだすひと時。よろめき物のファクターだとか、人種の坩堝たるNYでの異文化交流・・・たとえば作中、ゲイが二人登場するなどスパイスも効いている(あの先生役のひと、なんてひとでしょうかね~)。また、ラドゥづくりをきっかけに、女性の自立なんていうちょっと上滑りな要素なんかも目配せされ遠慮なく盛りこまれる。時折挿入されるたのしい歌も、ドスドス刺さる太いイーブンキックにキラキラした上ものが乗っかってて踊りだしたくなるし、NYの街の風景も、外部の目を通して、っていう観光気分で愉快。そしてシャシの二人の姪っ子ラーダ(プリヤ・アーナンド)もきゃわわだし・・・出来すぎな位。でもまあ、基本的にはですよ、心ない言葉がひと(家族であっても)を傷つけるとか、一人の独立した個性であるまえに、妻や母親のロールを強要されてしまういまの女性のあり方だとか、ぽろぽろと出てくる。これは・・・観ていて迫るものがある(と同時に無理解な家族、とくに旦那や娘が悪者になってしまうのは仕方がないことなのかも)。クライマックス、全員大集合な結婚式とシャシの胸に迫るスピーチ!最後もやはりダンス!あえて重たいオチにはならない。女性監督ガウリ・シンデーによる本作、本当に胸がすく。

マダム・イン・ニューヨーク(2012)

(フォーラム山形シアター3)
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怪しい彼女 (2014)
2014 / 08 / 23 ( Sat )
怪しい彼女というよりも、口のわるい更には手も出す怪物的なババア(ナ・ムニ)が登場し、この凶悪な婆さんの悪態やら身勝手さやら毒舌ぶりに呆れながらも、さてさて、いつになったら中身がこの婆さんで、外見がポスタービジュアルにあるようなお嬢さん(シム・ウンギョン)が登場するのか・・・と待ちわびていた。と、同時に、あまりにかわいげのないクソ面倒なババアなので、これが若いお嬢さんになっても、どうなのか、ユーモアとして許されるものなのか・・・などとおもってしまう。んまあ、謎めいた写真館でパチリ、撮ってもらったらアラマア・・・ってスジね云っちゃうけど。この、藤子不二雄Ⓐの短編ふうといいますか、弘兼憲史『黄昏流星群』ノリといいますか、まあ最高に都合のよいファンタジー、漫画ですよ。だからよいのかもしれないが、クソババアが中身そのまんまで二十歳の美少女になって、かつ歌もお上手って漫画を漫画で最後まで見せきろうという、ひねらない当たり前の野心がここにある。あんがい、精神も若返って・・・みたいなありきたりなかわいげを見せないのがエライというか。婆さんは一切ブレず、周囲をババア時代以上の求心力で大混乱に陥れる。文字どおり"半地下"から、ディアステみたいな地下アイドル経由して、結果(いまさらかもだが)お茶の間のアイドルまでのし上がってく。ふとおもったのは、日本だったら滝田洋二郎あたりがソツなくリメイクできるかもなー、でも肝心の主人公誰ができるだろうってかんがえてしまった。婆さんも、若いのも。とくにシム・ウンギョン級の女優がいま国内にいるかなって。

怪しい彼女(2014)

(フォーラム山形シアター2)
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トランスフォーマー/ロストエイジ (2014) ※2D字幕
2014 / 08 / 10 ( Sun )
原題は"TRANSFORMERS: AGE OF EXTINCTION"だそうです。でもそんなことももはやどうでもいいです。文句もなにもない。云っても仕方がない。何もかもが制御しきれてないというか、すべてが、もう、どうでもいいというか。まっさきにおもってるのはベイ本人なのだろうな・・・誰もプライムの息の根を止めることができないと云うか・・・。なんでようやく終わったシリーズを再興しなければならないのか。だが、ベイのほか、誰ができる?この悩ましい(でもどうでもいい)問題を同時に孕む。火達磨になるルーカス(登場人物名)、っていうトコでPDもしてもらってる先達に精神的に別れ告げたものの、スジそのものは前3作から進行したというか、猛烈なる悪化の一途。3Dプリンタ文化をビビッドに取りいれ、中国市場に大いにおもねった世界設定で、この世は急速に悪化しているのだ、と映像通しておもいしらされる。主人公3人にしろ、ジョブズ風のいけすかない経営者スタンリー・トゥッチにしろ、展開進むにつれジョン・タートゥーロの役回り(うるさいおっさん)になるなど、結局すべてが前シリーズのキャラクタ踏襲である。唯一異なる要素はリー・ビンビンなのだが、これは中国市場向けキャラなので丸ごとオミットしても一向に差しつかえない始末。いよいよクスリとも笑えないギャグが散りばめられて・・・まあ、安定感はありますよね。しかし、視覚効果の面で云ったら、さすがはベイだよな~。全編にわたって夏の風物詩たる花火大会の様相を延々呈す。とにかく、つねにどこかでドッカンドッカン爆発して、火柱や火花が散り、立ち昇る(ときに着弾してなくても火柱が立つ)。例によってキメシーンは弛緩したストップモーションでたっぷり見せきる(とくに本作、やたら多用)。メカだからいいでしょーっていうおためごかしで蛍光色の鮮血の飛ぶ残酷シーンもテンコ盛り。なので・・・台風で行きたかった花火大会に中止やらで見物できなかった向きには本作はお勧めだ。あ、Skrillexの中の人が一部サウンドデザインやってたみたいですね。妙な音のかんじとか、落ちつきのなさとか、EDMっぽかった。

トランスフォーマー/ロストエイジ(2014)

(フォーラム山形シアター4)
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思い出のマーニー (2014)
2014 / 08 / 07 ( Thu )
10時20分の回で、封切だったんで突発的にぴあのバイトちゃんには「80点」と伝えた。やや強引だけど、輻輳して時間経過でどんどん印象が変化していく「女性映画」(これまでのジブリでは圧倒的に高畑勲の資質にちかい)。のっけから異常事態。親が子を捨てる構図。舞台は北海道。「メエメエうるさいヤギみたい」。そこにタイトルバック・・・なんなんだこの映画・・・。

嘘だと言ってよマーニー

※以下、ネタバレあり
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GODZILLA ゴジラ (2014) ※3D吹替
2014 / 08 / 07 ( Thu )
まずクソ感動したのがエメをはるかに凌駕して、かいじゅう同士のむせかえるような交合・ペッティングシーンをさらりと描いた『モンスターズ/地球外生命体』の(おれはレンタル落ちDVDで拝見)ギャレス・エドワーズが、ハリウッドが、ゴジラを、怪獣映画を、本気で描ききったことに感銘を受けた・・・のではなく、ほらあれ、3Dメガネあるじゃないですか。おれメガネ男子なんですけど、クリップオン式の3Dメガネ買ってつけたのねはじめて。ほしたらもう、なんの違和感もないのね!!いままでメガネONメガネだったからさーあの視覚の息苦しさから開放された感すごいとおもいました。まずはそれはすごい(ここまでは一切ゴジラがすごいではない)。んま、冒頭のタイトルバック、日本、そして原発と大地震・・・フィクションか否か問わず、数多ある3.11以降量産された国内映画ではまるで描かれないスタイルの震災「後」を、"退避区域"なんつう、我々からすればありふれた言い回しが突き刺さるような、15年経っても立ち入ることのできない土地があるっていう、ドロっとした真実味溢れるままで描写したような・・・凄みがそこにある。そして現在―。以後、姿を見せないゴジラと、出ずっぱりのムートーさん、キックアスくん、だがちょっと登場くらいがベストではないかとおもわれるナベケンを延々眺めなければならない異常事態、緊迫が続く。あとねー散々既出とはおもいますが、予告の沈鬱な終末感、ムードとちがい、真っ当すぎるくらい真っ当な怪獣映画と化しているスジ。案外子どもっぽい(・・・父子の話しに収斂とかハリウッドっぽいウザさ)。移動しながら、ランドマーク破壊したり、移動先にキックアスくんが待ち構えるかのようにいたり。画的には上空からヘリコプターの背中ナメの画ヅラが多く、ゴジラさんのひとのよさ、想いトコトンぶり、そして孤独に背中で語る具合がすばらしいとおもいました。でもなんでみんなレジェゴジって云うんだろ・・・エメゴジに対してギャレゴジでいいんじゃね?

GODZILLA ゴジラ(2014)

(3日、フォーラム3)
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