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リアリティのダンス (2013)
2014 / 09 / 09 ( Tue )
アップリンクへ『ホドロフスキーのDUNE』観にいったとき、本作も一緒に観ようとおもったんだが、とても二本は無理と判断して、満を辞して地元で観てみました。アレハンドロ・ホドロフスキーが自らの少年時代を、驚くほど瑞々しく活発ヤンチャ、そして圧倒的奇想とビジュアルとで描いた、けっこう感動してしまうドラマ。おそらく作中の出来事や登場人物、そしてその過程から結末まで、すべては真実なのだろう。のっけ、"sing sing sing"が鳴りひびき、お金ってなんなんだろうかねっておもわせ、直後サーカスの一座にいる幼少期のホドくんと、頑固一徹なお父さん(ブロンティス・ホドロフスキー)。なよなよしてるホドくんにイラついてる共産主義者のマッチョなお父さんと、歌声響くやさしい神秘主義者の豊満ボディのお母さん(パメラ・フローレス)。そのふたりの間をホドくん・・・いったりきたり。対照的だが、さまざまなことを教えてくれる両親でもある。このふたりの影響・・・どちらかといえば、あんがい父親のほうの影響がホドロフスキーつよいんではないか。えらく幻想的であったり、即物的であったり、でもいまどんな映画にも似ていない少年の成長をつぶさに描く。いちいちひっかかるビジュアルの連打なのだが、ゴムの靴履いて岩場で死んだ友人を弔い、直後岩場の陰でクラスメイトらとシコりんぐして、ちんぽの形状がおかしいだろお前ってひやかされて絶望するあたりのくだりは、なんかもうなけてしまう。物語りは後半、テロリストを化すお父さんのほうにフォーカス。「犬が仮装している世界で生きたくない」。といい放つテロリストの名代で大統領を付けねらうものの、どんどん事態はひん曲がってゆく(んまあ、お母さんの念動力)。大統領の愛馬の世話役を買って出るもコトは成就に至らない。100脚の椅子、26回のジャンプ・・・なにがなにやらさっぱりわからないが、えらく胸を打つ。最終的にはおかあさんの気風のよさ、すべて熟知感で大風呂敷が一斉に畳まれてしまうが、母は偉大なんだな・・・山田洋次などには百万回輪廻転生しても描けない家族の風景画。

リアリティのダンス(2013)

(フォーラム山形シアター2)
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