FC2ブログ
アップルシード アルファ (2014)
2015 / 02 / 06 ( Fri )
シロマサ永遠のドル箱たるアップルシードの、ある意味スピンアウト的前日譚(なのか?まさか原作あんのか?)。告白すれば、初っ端の荒牧版CGIアップルシードはおれふつうに感銘受けて、ふつうに限定BOXのDVD買う程度にはすきでした。でも、前作『エクスマキナ』はイマイチ・・・というか相当にダメだった。本作でさらに激フォトリアル方面に舵を切ったことで、それってどうなの?って素直に。だって、日本はある意味FFでそれ失敗したわけでしょう。わかりやすく絵空事、絵解きっていうアニメの持ち味活かしてたゼメキスも、もうアニメはつくってないし・・・どちらかというといまやアンディ・サーキスほかモーキャプ方面での一手段・道具としての進化、なのだろう。だいたい、いまどきブリアレオスのデザインとかちょっとどうかとおもうし(原作漫画読んでた当時でもう既にそうおもってた)、そもそも今回デュナンのツラが可愛くないし、いったいどうなのよ!?っておもう。そんな、やや消極的なきもちで観にいった。そしたら良い意味で裏切られて、爽快な内容になってたよ!世界観の基本線は崩さず、もうとことんシンプルな構成で見事な活劇になってた(主人公含めた登場人物の集団が4つくらいくっついたり離れたり、そしてラスト多脚砲台を決死の覚悟で倒す・・・ベタな王道展開)。画的にはグラセフとか、もっかTVゲームが追求しているリアルさとデフォルメ具合の中庸のセンを追っており、それって後退なんじゃないか?と一瞬だけ。だって最初はテクスチャやマチエール、ライティングばかり追って観てた。あと、ヘアモーションねー。実写実景をおり混ぜたのか、よくわかりませんが妙にリアルな背景で全要素がはっきりくっきりしそうなところ、絶妙にピンを外して空気感あふれるルックになっている。・・・そもそも人間っぽい見た目のひとが4人位しか出てこないし、それぞれが美形すぎるんで共感得られない。だが!それよりも!双角のほうが画的にすごいです。玄田哲章だったしね!

アップルシード アルファ(2014)

(1月31日、MOVIX仙台シアター9)
スポンサーサイト



映画 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ニンフォマニアック Vol.2 (2013)
2015 / 02 / 06 ( Fri )
やはり立て続けで観ておいてよかった。VOL.1より段ちがいにおもしろい(なお、学長は帰っちゃった模様)。ユマ・サーマンが出てるから、なんて安易さからではないけれど、『キル・ビル』同様やたら後半になったら妙にシリアスな具合で、ユーモアは後退し(でも、サービス精神、露悪趣味は旺盛)、でもでも回想が若い女(ステイシー・マーティン)からようやくシャルロットにバトンタッチ。ババアじゃねーか!でも濡れ場が100倍エロくなった!最高!つか、女はいつからあんな団子みたいなB地区になるんだよ!コリコリしてて中間がないよ!でもんまー、しまくりやりまくりだったら仕方がないかー!

例によって好奇心丸出しのガキが親不在の真夜中にベビーベッド這い出たりと、お約束のカオス・レインズ展開を経ながら(だいたい「様子を見てみよう、木曜日に来て」ってどんな歯医者だよ)、童貞のステランに云われる。「よくわからん。燃えた車はなんなんだ?」。そしてトーキング・ヘッズの名曲が自動再生。与えられたものより多くを求めた女、シャルロット。"fill all my holes, please." こんなパンチライン頻出。なんか、ここまでくると『嫌われ松子』みたいじゃんね。シャルロットの行動原理がいよいよわからなくなる。セクシャリティの排除といわれましても・・・正直最後まで理解できないしするきも起きない(なぜあんな百物語みたいなエピで、初老の魔道士たるステラン発情すんの!?)。アタマとオシリが見事一致して暗闇に音だけが響きわたる。わっかりやすい一貫性。中古のベンツなんかじゃなく、できればバーニン・ダウン・ザ・ハウスしてほしかったなーとだけ。

ニンフォマニアック

(5日、フォーラム山形シアター1)
映画 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ニンフォマニアック Vol.1 (2013)
2015 / 02 / 06 ( Fri )
まずはおれの左前の席に根岸吉太郎学長がお座りになっており、ロマンポルノの泰斗とおなじ空間で本作を鑑賞できることに大いなる感興を覚えたのであった。真っ暗な画面に、雨音、撥ね返る残響音、がしばらく鳴り響き、路地で女が倒れてる・・・冒頭。章立てで、稀代の色情狂で独特なモラルの持ち主・シャルロット・ゲンズブールと、性欲皆無・本の虫のステラン・スカルスガルドとの会話、応酬から浮かび上がる。なまいきシャルロットの壮絶すぎる&面白すぎる過去を開陳する前後編・の前編。ヤリマンでも太公望でも、その因果はおなじ(瞬間、猛烈にテレキャノに近接)、などというかなりどうでもいい話しを延々と。でもクソユーモア、猛毒なギャグが横溢してて、基本的に本作は実存コメディ。『アンチクライスト』『メランコリア』といった作品と比して、これまでのトリアーよりネクスト感あふれる異常さをかんじる。クソコメディぶりを助長しているのが、TVバラエティ的補足や記録映像の多用・乱用。どうもすべてを画で説明しすぎで、文字どおりセリフもそうだが饒舌すぎるきらいがある。たとえば、「愛に取りつかれた世の中と戦っていた」女子軍団のくだりなど、笑えるのかどうか、笑うにしろ本当にソレおもしろいのかな?って訝しくもなる(たとえば黒沢清『ドレミファ娘の血は騒ぐ』やら一時期の園子温みたいな、いまにしてみれば耐えがたい空気)。でもまーMr.Hの章は純粋におもしろかったなー。ユマ・サーマンのむやみな力演が光ってた・・・あーあとラムシュタイン、やっぱ格好いいね。さてさて、続きを観ようか、帰ってしまうか、迷う終わり方だよね(正直、根岸学長もおれも舟こいでた)。

ニンフォマニアック


(5日、フォーラム山形シアター1)
映画 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
| ホーム |