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復讐 THE REVENGE 消えない傷痕 (1997)
2007 / 10 / 08 ( Mon )
『復讐 THE REVENGE 運命の訪問者 (1997)』の続編。本作も何遍観ても最高なんだけど、なんたって画質が悪い。もう、この悪さには笑うしかない。スーパーのレジ脇にある500円DVD並みの破格の拙さ。HDだブルレイだ云ってるビジネスマン連中に冷水ブッ掛けるような、テレシネ原盤のやっつけ画質。これ、かつてVシネのラインナップが異常に充実してた大倉山のレンタル屋で借りたときのVHSテープより遥かに無残になってるようなきがするのおれだけか。冒頭の停泊船~桟橋~空き地・土手への横移動なんかさ、一番の見どころなのにさ。

復讐 THE REVENGE 消えない傷痕


2007年のいま、日本における黒沢清DVDの画質の悪さをぼやいても、なんにもならない。なんせ某大連で買った某『カリスマ』(原盤つかリップ元はHomevision)のほうがキングレコード盤より遥かに遥かに…んま、いいや。同じこと以前も書いたけど。この、アップグレードメディア(この場合はブルーレイとかではありません。ただのMPEG-2ですDVDです)への置換がうまく出来てないあたり、段ボールから出してないワゴンセールで買ったレンタル落ちテープとの検証を今後するとして(たぶんしません)、…本作について。

前作同様の復讐譚。氏名他踏襲されている点があるものの、“修羅の狼”二部作同様、関連はあまりないようにおもえる。妻を殺され刑事の職も辞し、復讐の最終段階に入った哀川翔演ずる安城を中心にし、彼の周りを闇資金ルートを追う刑事(井田州彦)、子供っぽいやくざ(菅田俊)、近所に住む専門学生(小林千香子)、妻の殺害に関与したとみられる服飾学校の元理事(逗子とんぼ)らが踊る。
北野武のバイオレンス映画の影響が濃厚。あえて積極的に引用してやろうというのが明白。だがこれがなかったら、“復讐”二部作もないわけだけど。

この映画、何度観たかわからない。何回観ても、ああー…っと撃たれる。これはこの時期の黒沢清の作品全てに当てはまることで、おれごときがその魅力を、これまで語られた以外の言葉でもって語れるはずがない。そんな才能はない。その役目はそこいらの黒沢好きっ子のやってる批評サイトとかブログでも眺めればいい。

確固たる方法論の作品をとにかく量産することで、黒沢清のある時期は過ぎた。『CURE』、『カリスマ』もそう。次の段階へのステップ、準備だったとおもう。過程の映画と捉えたほうがよいのかもしれない。世間的にもそうみてた。だが、この時期の黒沢映画に耽溺していたい。いつまでも。

『アカルイミライ』、『ドッペルゲンガー』…劇場で2度づつ観た。DVDも買った。でも…。『LOFT』『叫』、一回づつ封切時に観た。DVDも買った。画質も本作と比べれば雲泥の差だとおもう。おもうというのは、あれだ。DVDは封すら切ってないからだ。この映画、何度観たかわからない。今後も、何度観るかわからない。

復讐 THE REVENGE 消えない傷痕

(DVD鑑賞)

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