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天然コケッコー (2007)
2007 / 10 / 09 ( Tue )
こうしてみると、田舎の人にとって“東京”って、ある意味毒だな。それは理解できるんだけど。

天然コケッコー

あと、さっちゃんのおもらしタイムも、ある意味毒。さっちゃんSICKOは!!!!!

感想書きにくい…可もなく不可もなく…どころか、ほとんど完璧なかんじすらする。早い話、多少アラや抜けがあったほうがなんかとっかかりになるんだろうけど。監督は甲信越版ファーゴこと『松ヶ根乱射事件 (2006)』で、ド田舎の血の濃さやアンダーなドン詰まりフィールを余すとこなく活写した山下敦弘。おなじ田舎でも、西と東じゃちがうんか。ちなみにこの二作は同時代(携帯の存在しないアーリー90年代)を舞台にしている…。

鳥取だかの田舎を舞台に、中学3年のおにゃのこ(『ケータイ刑事 THE MOVIE 2 (2007)』夏帆ちゃま)の、学友との友情やら家族愛やらオシャレやら東京から来た同い年の男の子(岡田将生)との淡い恋やら、そして成長やらが、嫌味なく綴られる。このタイムレス感。文句なんか出ないでしょ、これじゃ。

でね、近藤龍人によるキャメラもいい(映芸によるとテレンス・マリックばりのトワイライトタイムを導入!)し、脚本は『ジョゼ虎』の渡辺あや、劇伴はレイ・ハラカミ!エンディングはくるり…これって卑怯でしょ?なんつか、オシャレ映画ですねこりゃ(この監督は以前もくるり用いてる)。狂気とは無縁な漫画の世界。ゆわけで、けしてBOREDOMSなんかは流れない。

えーとですねえ。でも、なんか田舎のおそろしさ?ヒルビリー・テラーなかんじも決してなくはない。
民営化前の郵便局員シゲちゃん(廣末哲万)の得体の知れなさや、ヒロインも初キスの見返りに衣類を要求するなどのプチ発情感は90年代初頭の援交文化をそのまま田舎に置換したかのよう。
軽トラの荷台にのって縁日にいく、そのあたりの牧歌性とは裏腹に行為そのものは道交法違反。

原作漫画は知らない。登場人物も実に類型的で、想像から1ミリも飛躍しない安心の演技を見せる。
コブ付きで出戻る大内まり(一瞬、どこの夏木マリかとおもた)が、昔の男(佐藤浩市。大した仕事ではない)とヨリ戻りそうになる…とかさ。どうだろね?あ、でも奥さんの夏川結衣はよかったなあ…。や、ベタだからダメというのではなく、そのベタさに旨いこと乗らされた、その巧さに何分承服出来ないかんじ。

天然コケッコー

YouTube - 天然コケッコー 劇場予告

(8日、フォーラム2にて)

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