FC2ブログ
『アイドル・ミラクルバイブルシリーズ 宍戸留美』
2006 / 03 / 21 ( Tue )
おもわず衝動的に買ってしまって、聴きました。冷静では居れない。

「地球の危機」リリースが1991年らしい(「恋マケ」が92年…)。
15年経った。今更きづいた事が多い。カタは全くついてはいなかった。
***

以下、くだらない昔話です。読まんでいいです。

***

どうしようもない、救いようがない、いまとサッパリ変わらない高校生や浪人生やらをしてた頃
(この、成長しなさぶりに自分で自分が憐れに)。
大店舗型CDショップ(タワーやHMVやWAVEやら)で、無理して気取ってハピマンやマイブラやジザメリやダイナソーJrやミニストリーやブラッグフラッグのCDを買いつつ、ナゴムのリイシューCDを買いつつ、いや本当は実際はルンルンのアルバムが買いたくて堪らなかった。

まあ結局買ったけどね。シングルのほうが良かったけどね。

宍戸留美登場の背景には、アーリー'90の音楽シーン(バンドブームとりわけ東芝時代の有頂天、あとSDPとか初期電気グルーヴなど所謂、まだ勘違いでも許されたクラブカルチャーの黎明期)と崩壊寸前のバブル経済が横たわっている。ルンルンのような純然たるアイドルは商売がしづらく、「グラビア」の文字が頭につくような人たちが台頭していた。
金回りがよくなって、日本中の品性がガンガン下がっていった頃。

***

伊集院光の、ニッポン放送のラジオプログラムを勉強もせず喜んで夜中じゅう聴いていた。その当時、うだつのあがらない若人たち(幸か不幸かニートとかひきこもりとか云う言葉は無かったが、間違いなくそういった類の層)は、まあ友達居なかったんでよく知らないけど、皆そういう方向でしか自分を落着させられずにいた、ようなきがする。

おれだけのために、今夜この電波が送られている、根拠の無い不安がそうおもわせる。実存が不安すぎて、こんなもんで偏差値やココロの空洞なんて埋まんないくせして、それでもひじょうによく聴いていた。

で、ゲストとかアシスタントとかで頻繁にルンルンが出てたんだな。
おしゃべりが面白かったかどうか、もう忘れた。伊集院とのトークの相性が良かったんだろうが、その中身なんて、もう本当に忘れてしまった。部屋かネットを漁ればたぶん、がさがさテープやらファイルが出てくるんだろうけど…。で、次第にルンルンがきになって、本屋でアイドル雑誌とかの写真見て、顔を知る。
まあ…かわいい…ほうなのかね?
その時点で、そんなのことはとっくにどうでもよくなっている。

***

伊集院のラジオで、宍戸留美の曲が偏向しているかの如くヘビーローテーションでかかってる。
片田舎に届く深夜の東京からの、キラキラした電波。

「全人類が愛しい夜」

チューニングをあわせる。夜毎の、ヒスノイズにまみれた笑顔と救済が全国に降りかかる。
ひそひそ声で、満遍なく平等に勉強部屋に射される光。

***

このあと、アニラジ番組が増え、ブルセラとかいうコトバが生まれ、インターネットが上陸したり阪神大震災や地下鉄サリンが起こったりしてく(かなり、大雑把だな…)。

***

基本がラジオでの鑑賞なので、その時点でローファイ(…)な記憶なのだが、もっとギターの鳴りが際立つロッキンなサウンドプロダクションだろうと勝手におもいこんでいた。マスタリングで変更があったのか?爆音で聴けば違うのかもしれないが。
あと、やはりしっかりアレンジは風化していたが、とはいえ充分いま聴いても、ヘンだ。

当時、はあ?なんでまた?と首をかしげたクリスタルウォーターズのカバーだが、いま聴くとえらく格好いいな。お囃子みたいな入りなのでビビルが、歌詞も既存ラインを踏襲しきっていて異常。カバーさせるほど原曲が当時ヒットしてたのか田舎に居たので分からんが、歌詞から察するに、この一曲で何らか彼女の方向転換を図ろうというスタッフ側の腹積りはまるっきりなかった模様。

***

最近、toutouなんか聴くせいで、ルンルンとそのキラ星の如き名曲群に対してヘンな先入観があった。
勝手に先行者だろうと勘違いしていた。

だがそれは間違っていた。

この時点(90~92年)では未だ、女のコは男のコより「弱かった」。
そりゃそうだ。当たり前のことを15年以上過ぎてから悟ってしまって、
きがついてしまって、なんだか凄くかなしくなってしまった。

かなしい曲が意外と多いだけではない。ほんとうに、かなしいんだよ。

(そうやって、男のコはいつだって、メソメソしている。15年経とうが、1ミリも進まずに、身勝手なまま)

***

スリーブの写真をみていると、もうひとつ、きづいたことがあった。
CDとは直接関係ない、ここに書けないこと。そうか、そうだったのか…。

おれは、つねに、遅すぎる。きづいてしまった。
知らなかった。悔しい。これも、かなしい。
runrun.jpg

音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<のび太の恐竜2006 | ホーム | シリアナ>>
コメント
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://daliandisease.blog47.fc2.com/tb.php/104-7644465a
| ホーム |