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On Your Mark
2006 / 03 / 24 ( Fri )
パッケージングのなされ方はともかく、待望のDVD化。
ここ15年の宮崎作品のなかで最も重要な作品だと一方的におもってます。
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ジブリにしては結構ドライな殺戮描写やねちっこい兵器の描写があり、当時驚くほどユーザーの欲する類型(=過去の宮崎仕事)に染まった仕上がりなもので、当時えらく満足した記憶がある。
そのまえに、この作品はあくまでプロモーションビデオなのだってとこがすばらしすぎるんだがね。

『耳をすませば』の併映で、当時仲間内で口に出して云うのは「近藤のほうが才能あるじゃん」なのだが、
同時にこの甘美なフィルムに浴する魅力を抗えなかったのは紛れも無い事実だ。

いま観ると、エフェクトなどやや野暮ったい。
だが、チャゲアスのトラックにバッチリ合った本気仕事。

「そして僕らは…」

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収録は『ジブリがいっぱいSPECIAL ショートショート』。他、はっきりいってほとんどがコマーシャルフィルム。
金払って見るべき代物じゃない。

そのなかでも作家性の強いはずの、百瀬とカプセルの3作は正直ガックリした。ハイエンドな画作りも出来ますよ!そういうプレゼンにはなるが、ジブリ側の必然は感じない。へーそうなんだ、で終る。

橋本晋治みたいな異才が地方局のスポット…大きな期待をもって迎え入れられるが、でも上がりはあんなもんです。好事家向け。

ノンテロップならともかく、ジブリの手がけたCFは宣伝効能が強すぎてイチ映像作品というよりアドバタイジング性が過ぎており、こうして集めて一度に観ると深夜の通販番組並みに不愉快。
一体なんで金出して読売の広告見なきゃなんないのか。畜生。採算取れてるだろう?タダでバラ撒けよ。

ショートショートと云いつつ完全にCF集だ。顧客(それが劇場に集まる観客であれ、大企業であれ)満足を満たして満たして満たしまくるそのジブリの営業姿勢(鈴木敏夫の正し過ぎる経営感覚・嗅覚)は間違いなく伝わる。

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唯一、「そらいろのたね」三作は戦慄した。
一方的に三作連続で見せ付けられると、その語り口の可愛らしさとは裏腹に、展開の性急さゆえ超高速90秒で描かれてしまったジブリ版『スカーフェイス』の如きオノノキが走る。でもこういう反応は正しくないよね。

(DVD鑑賞)
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