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ダージリン急行 (2007)
2008 / 03 / 10 ( Mon )
何でも勝手に進めようとするオーウェン・ウィルソン(長兄)と、盗癖にちかい性癖を持つエイドリアン・ブロディと、常に裸足で元カノがきになって仕方がないジェイソン・シュワルツマン(ちなみに元カノはナタリー・ポートマン。そらきになるわ)の三兄弟が織りなす、インドを舞台にした自称スピリチュアル・ジャーニー。

ダージリン急行

この兄弟、どうも仲たがいしてたようで(たぶんくだらない理由で)、仲直りするためにダージリン急行(よくしらね)に乗り込み、インドを旅しながら関係改善を図ろうとするのだが…みたいな話し。インドで人生観が変わるとか神秘体験や霊的体験で心の空白埋めるとか救済求めるとか、そういうのって欧米だといまだ有効なんでしょうか…?んま、リチュアルなシーンであっても、結局とぼけた風合いで描いてますけど。

そんなにウェス・アンダーソン詳しくないんだけど、抱えているものが多少ちがう肉親同士で、はなればなれになったり近づいたり、また遠のいたりしながら、いがみ合っていても基本的には相手のことが好きだから(でも自分が一番好きだったりも)、なんとか取り成そうとか、何事か困難を乗り越えよう、あるべき姿になろう!共感しよう!でもーなかなかそれって難しいよねー。みたいな。言葉にしづらい関係性を、例によってオシャレに甘ったるく、多少厭世的で嫌味ったらしく描く。例によってあのひとも出ます。

キャラクターも展開も常ならざるというか特徴的、レイアウトもキャメラもセット/ロケの別なく箱庭的密度というか特徴的、作中を流れるテンションも劇伴もユーモラスというか特有の緩さがあるなーつうか、好きな人にはたまらないだろうな…とか、そんなかんじですかねえ。おもしろくて、やがてかなしい、とか、そんなかんじだけど、実際こんなひとらホント厄介なだけで。そういう、愛らしくも風変わりな(客観的に異常さは明白な)連中が、予め決められていた大きな予定調和のなかで、偶発的な出会いや突発的な死や自然発生的な再会を果たしたりする。しなかったりもする。

3人が食堂車に入るまでエイドリアン・ブロディが上の兄貴だとおもってたんだけどな。あとジェイソン・シュワルツマンは作家だとしても、ほかの奴らがなにやってんのかがさっぱりわからない。現実感の有無はフィクションだから問う必要はない。だが、この遊離っぷりについていけるかいけないかで評価も大きく変わるんじゃなかろうか。個人的には…別段きらいでもない。わるくない。スチル見てると自然にほころんでくる。なんといいますか、遠目でぼんやり眺めたいかんじですか。

ダージリン急行

(9日、フォーラム2)
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