FC2ブログ
リアル鬼ごっこ (2007)
2008 / 04 / 02 ( Wed )
全国の佐藤さん、
貴方たちはあまりにも多いので、少し数を減らします。


リアル鬼ごっこ

…。馬鹿でしょう?云わば、佐藤さんだらけの大運動会(バトルアスリーテス的な意味で)。
そのー…どうということもない企画というか、こんな話しで一本でっち上げねばならないほどに邦画の企画って枯渇してんのかなー…つか、こんなおもいつきみたいなヨタ話で一本でっち上げねばならない本編のクルーも大変だなあ…とか。タイトルだけで、ぶっちゃけビデオストレートでしょう?みたいなハンデ背負ってるようなきがする。そんな一本。谷村美月ちゃまが出てなきゃ観ませんよ?

パラレルワールドで繰り広げられる、"佐藤さん鬼ごっこ"という名の佐藤さんジェノサイド。同時進行する実社会(?)の佐藤さんを取りまく紆余曲折とか、逡巡とか、非力な者へのセクハラとか、容易い殺戮。転がるように、鬼に捕まらぬように、谷村美月ちゃまや石田卓也クンやら大東俊介クンやらが、一瞬駆け抜ける。屑カゴに入れるしかないような、そんな斬新でイマジネイティヴなネタを、真摯に撮っている。生真面目に。そこは好感が持てる。おもいのほか、「鬼ごっこ」してる。

アヴァンタイトル。カンカン鳴ってる踏み切りを笑顔で渡るJKをひき潰して行ったであろう通勤電車をバックに、監督・脚本の柴田一成の名が出る。これだけでね。育ちのよさ、生真面目さが伝わる。その後、どっか抜けた深夜の抗争劇(真っ暗でせっかくのパルクール/フリーランニング系アクションが全然見えない!)が味わい深く、柄本明扮するカンゾー先生が、病室でクチ半開きの谷村美月ちゃまの胸倉をまさぐるという、神をも恐れぬシーンを展開させ、パラレルワールドなんて都合のよい異世界でホットパンツの女(見間違いかもしれない)が胴体を輪切りにされて絶命するという、直裁な表現でないものの、きのきいた描写を繰り出したり、また吹越満を爆死させたりと景気がいい。

とにかく、設定負けしないように、都合負けしないように、むしろ真面目に作ってる。そこが好感が持てる。本作のVFXスーパーバイザーは小田一生&ナイス・デー、(前述の台無しになっちゃってる)アクション監督は谷垣健治…と、かように、魂の大傑作『笑う大天使(ミカエル)』クルー(柴田一成はPDとして参加してた)が多く参加。主題歌はKOTOKOと、多方面に目配せが効いている(かといって、なんらか集客効果があるかどうかは別の話し)。

くだらない話しでしか締められないが、谷村美月ちゃん本当大人っぽくなりましたよ。『カナリア』封切初日、偶然渋谷の映画館で遭遇しましたが(舞台挨拶後…)、そんときゃ天使のようでまじ神々しかった。近作、出るトコ出てきてさ(せくはら)。幾分煌きよりも、大人びたかわいらしさが増してて、一層親戚のクソじじいのきぶんになりました。

リアル鬼ごっこ

(30日、ソラリス3)
映画 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<forbidden fruit, もしくは、均衡の遺失 | ホーム | SILICON SNAKE HEADACHE>>
コメント
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://daliandisease.blog47.fc2.com/tb.php/1308-bfaad8e3
| ホーム |