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ダーウィン・アワード (2006)
2008 / 04 / 10 ( Thu )
予告があまりに傑作すぎると、本編がダメなときの落胆は、そりゃもう立ち直れないほどなのだが、本作は予告マンマからさらにななめ上をきもちよく滑走する。…おれの見方がまちがってるのか?そんなことはない。赤い血と、ばかげた死と、ウィノナ☆ライダー…。ジョセフ・ファインズが心底うらやましい。ウィノナと旅がしたい。ウィノナになじられたい。ウィノナと…。

ダーウィン・アワード

多少奇人変人だがサンフランシスコ市警の有能プロファイラーだったジョセフ・ファインズ。彼はじぶんのやらかしたヘマで連続殺人犯を取り逃がしてしまう(このへんが、相当アレだが、きにしないのが大人の態度)。退職勧奨させられ、落ちこんだのもつかの間、プロファイリング能力を武器に保険会社へ自分を売り込む。
保険会社へ多大な損害を与えるであろう、奇妙な死に方をする"ダーウィン賞"に該当しそうな連中のリスクを事前に特定すべきだというのだ。保険会社は調査員ウィノナ・ライダーを彼のお目付け役として組ませる―。という、筋。

この凸凹コンビ(+α)が全米各地にいる、マニアックな事故や死に方した連中を探訪してまわる。保険の適用がなされるのかどうか、そんなことは二の次。行った先であーでもないこーでもないと、その愚かさを超えた崇高な行為に徐々に惹かれつつあるジョセフ・ファインズ。そして、なんだこの変人!とクールにあしらうウィノナ・ライダー。最高じゃね?最高だった。予告のとおり、奇人変人の死様ショーケースであるのと同時に、このふたりのいびつなロマンスも一緒に走る。と、無理やりだが忘れた頃に勃発するサスペンスの要素も。ちょっと、欲張りすぎるし消化できていないきもするが、ひかえめよりかよほどいい。

正直、映画としてどうかとはおもう。主人公の安易に漫画な設定(少年誌とかアメコミの発想)や、いきなりハリウッド然とした活劇になるクライマックスやらはたしかにひどい。ほかにもメタリカ死した奴の検死後のウィノナの嗚咽とか、ちょっとね。ジョセフ・ファインズがシリアルキラーを憎むのにも説得性が薄い。そんな中途半端な正義感を滲ませたところで焼け石に水。だって死をコケにしてわらうのが本筋なんでしょ?

けれど、おれはこの映画がすきだ。田舎のモーテルのフロント。ウィノナがジョセフ・ファインズを男にしようと一芝居打つのだが…おれノックアウトされすぎ。昔すきだった女が図太くなってると安心するよね。なんだかすごく安心した。直後の風呂場のシーンの衝撃展開込みで、今年度現時点のベストの座に軽々と納まった。あと、元祖ホワイトトラッシュ姐チャンことジュリエット・ルイス、おなじくホワイトトラッシュ兄チャンことクリス・ペンも登場。前者はグッとくる相変わらずいい女。後者はやっぱせつない。

ダーウィン・アワード

YouTube - ダーウィン・アワード【予告編】

(フォーラム2)
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