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人のセックスを笑うな (2007)
2008 / 04 / 29 ( Tue )
タイトルがすでに挑発的というか、ひととしてこれはどうなんだろう…そんなきもちに襲われてしまう。レンタル屋ならともかく、映画館の受付嬢に云うんだぜ?ただでさえ緊張するのに(理由:受付嬢がかわいいから)、この題名はある意味別料金プレイではなかろうか。「(小声で)人のセックスを笑うなお願いします」…確かに云うのを躊躇わせるタイトルはやたら在るけど(『うた魂(たま)♪』とか『リアル鬼ごっこ』とか『ちーちゃんは悠久の向こう』とか…邦画ばっかりだな)、ことし現時点で本作が最強。個人的にはサブタイになってる英語題のほうが好みです。

人のセックスを笑うな

中原昌也の『映画の頭脳破壊』で好意的に取り上げられていたので観たんだが、良し悪しでなく、正直さほど印象にのこらない話しだなあとだけ。でもわるくはない。そういう映画だというだけ。美大に通う若い男(松山ケンイチ)が、まあ成り行きで非常勤講師の女(永作博美)と関係を持ってしまい、男のほうはズブズブと一方的に泥沼に。女は飄々としつつ受け流す。ほんで男の同級生の女の子(蒼井優)が実は男のことが好きなもんでヤキモチ焼いたりする。まあ予告のマンマな話しが二時間以上費やされて説明される。

そのー…永作にはひじょうに期待してたんですが、それなりだったというか、加齢を伴った適度に嫌味な役回りを、妙な若作りせずサッパリと演じきってて好感が持てるのと同時に、コッチの期待は裏切られたような不思議な感覚がのこった。かわいげは物凄くあるのだが、松山と一緒でありゃ御しきれないわ…というかんじ。振り回される格好の松山はよかったです嫌味でなく。主体性がなくていいなと。性別が入替わったかのようなこのふたりの関係つうか、おもにそのやり取り?ピロートークとか?なんかまあ、ユーモラスというか適度に湿って適度にドライな感覚、まあ独特だなあとはおもった(監督は井口奈己。評判のよい『犬猫』は未見)。

予告のときに本当に心配になった蒼井優、中盤くらいまでは、なんでこんなきもちの悪い演技するようになっちゃったんだろう…と心底おもったのだが、ギャラリーでお菓子をツマミ食いするあたりから全然構わなくなった。観覧車のシーンも、最後の最後、忍成修吾とのやりとりも、あざといけどいいなと。結局ね、若者達の映画だなとおもった。永作じゃないんだ。あれは魔女です。それと、美術学校を舞台にしたフィクションはおれを不愉快にさせるものが結構あるのだが、本作はそういう、浮ついたかんじがなくて好感が持てる。ホントおれ美術学校とか軒並み空爆したくなるときがあってさ…。あと音楽はex.フィッシュマンズのHAKASE-SUNで、挿入歌の繰り返しがうざかった。ハミングとかさ。あとエンディングは…いくら元メンバーでもどうかとおもう。

人のセックスを笑うな

YouTube - 映画「人のセックスを笑うな」 予告篇

(フォーラム4にて)
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