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カンフーくん (2007)
2008 / 05 / 16 ( Fri )
中国でカンフー。それって日本で云うところのサムライみたいなものなのか?おととし、ごく一部の観客の度肝を抜いた『笑う大天使(ミカエル)』の小田一生の新作!前作同様、またしても期待を微妙にずらして応えたキッズ向けふしぎカンフーアクションの誕生と相成った。

カンフーくんimage
筋立ては『少林少女』そっくり。なんかしらんが達人目指して少林寺三十六房を戦い抜くカンフーくん(チャン・チュワン。どっかフォレスト・ウィテカー似)は、ピンコー師匠からサムライの国日本に行って修行最後の敵を倒すよう仕向けられる。旅券もなにもないまま日本へ飛ばされてくるカンフーくん、ニュー幸楽のおかみさん(泉ピン子)宅に厄介になる。ニュー幸楽の孫娘(藤本七海ちゃん。しょこたんのAAそっくり)やその級友たちとの交流を深めていくのだが、通う学校は、なんかしらんが謎の組織"黒文部省"の魔手が伸びているのだった…。なんと脚本は大地丙太郎!漫画だ漫画!ダンゴゴン太の大らかなノリ。ちょびっと出演もしてるよ。

なんか、よくわかんないけど、『少林少女』は裏社会向けに人材供給する悪徳大学法人が黒幕だった。『カンフーくん』はゲーム会社を隠れ蓑にし、黒学校要領を広めようとする黒文部省が黒幕なの。どうしてかように、北京五輪便乗企画はここまで話しが似かよるのか。でも面白けりゃOKですがね。基本的には子供向け・ファミリー向け映画で、カンフーくんのアクションとイガグリ頭、それに泉ピン子との丁々発止をにこやかに観ていれば、それでコト済む映画なのだが、だがそこは小田一生。ポイント満載で黙ってスルーできない。

数ある見所のなかでも、やはり役者の使い方、とくに女優陣の無駄な充実ぶりに驚嘆してしまう。まずピン子。出ずっぱりだとつらいな…とおもってたんだが、それなりによかった。ウェットな芝居はこの作品世界にマッチしてたし、さすがに貫禄?いるだけで画面がリッチになる。武田真治との一騎打ちは、単純にアツくなった。そして黒文部省の佐田真由美!それと矢口真里!前者は、こういう佐田がみたかったのだ!!とおもわず快哉を叫びたくなるし、後者は、なんと驚きの小学生役!!って…もちろんオチがあるのだが、無茶を承知でやってやろうという意気込みがうかがえる。こんなふたりのキャットファイト、観たいでしょ?あるんですよ!本当すばらしい!加えて、『L change the WorLd』で異様な存在感を示した佐藤めぐみが担任の先生役!こんな先生になら再入学して教わりたい&叱られたい…。現代邦画キャストでなくてはならない重鎮、笹野高史も蟷螂拳?で参戦。あ、『笑う~』撮影現場で小田とモメたっつう噂もたった上野樹里もゲストで出演してます…。

クライマックスは、ペラッペラの、PS2クラスのCGをバックにやはり『少林少女』さながらの観念大勝負。『笑う~』同様、夕景を背にした天井しらずのバトルが繰り広げられる(ちなみにアクション監督は例によって谷垣健治が担当)。小田一生、たぶんアタマの中身は小学校から成長していないとおもう。だがそこが素晴らしい。あ、本作は薄ら笑い浮かべて貶さずに、『少林少女』は遠慮なく叩くっていう心理がおれにはわからない。どっちもダメだしクズだし、どっちも最高にイイよ。ついでに云っておくと、おれはドラゴンの魂とか、そういうのがわからない。わからなくとも単純にイイとおもっている。

カンフーくん

(13日、ソラリス6にて)
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