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ロジャー&ミー
2006 / 04 / 17 ( Mon )
先々週あたり、森達也の著作を読む機会があり、ふと思い出したかのように観てみる。

まえの大統領選の時、なぜ森は「ムーアも以前は面白かった」などと本作を免罪符代わりに
『華氏911』およびその発言を「ドキュメンタリスト」としての立場から若干なりとも非難したのか。
ソコがきになったのだ。

当然、『華氏911』はブッシュ再選阻止のためのプロパガンダフィルムだったわけだが、注意喚起以上の暴力装置・正義の押し売りとして働くのが良しとしなかったのか、ドキュメンタリー作家の本分を超えたその振る舞いにカチンときたのかそれは知らない。森に訊いてみるほかない。

そんなことより、森が面白がる本作は、とにかく毒が足りない。味付けも濃くない。

納得いかないのは、森達也が 『華氏911』<『ロジャー&ミー』 という態度でいるソコだ。
自分としては、カネ払って観る(DVDなら買う/借りる)フィルムは、ウソだろうが偏向だろうが煽動だろうが客をタギらせてナンボだろうとおもう。それは嫌悪や勘違いを喚起させようが。

渡邊文樹のゲリラ上映に、新作の都度通うおれの立脚点はソコです。

ということで結論から云うと、おもったほど面白くはないということ。
過激さが足りない。毒気が足りない。フリントという故郷へ寄せる想いは伝わるし、すでに話法というか語り口はそれなりに完成しているものの(製作1989年)、ムーア自身のひとの良さや寸止め感がおもんない!

悪党に遠慮なんか要らない。

なんでロジャー・スミス(本編に登場するGM会長)のヒール振りを煽らない?

(森との相違は、森は自らを報道者とはみなさず、ムーアは逆にそう自負している節がある、そこか)

(DVD鑑賞)
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