FC2ブログ
ランボー 最後の戦場 (2008) (2回目)
2008 / 05 / 30 ( Fri )
はいはい。ことし2月以来、二度目の鑑賞。スクリーンで行なわれていることのひとつひとつに、イチイチ反応しすぎた初回とはちがい、今回は多少の余裕を持って臨んだんだけど…ダメでした。完全にヤラれた。かたちばかり心情やドラマらしきものが映りこむ瞬間があるのだが、けっきょく行為しか心をやつせない。やはり今年度のベストなんじゃないのか…。

ランボー 最後の戦場
開巻早々、陰惨極まりないニュース映像が、無機的な報道レポーターの声とともに流れこんでくる。セブ島で観たときとなんか、ショットの並びちがうような?多少国別で配慮があるのかもしれんが…。とにかく、そんな現実の衝撃映像に虚構が対等に張り合うには、行為のその瞬間を、モーメントを、もれなく切り取ることしかないと、スタローンは判断…したんだろうとかんがえる。だが出来上がったのは、その瞬間の印象に残らない(フラッシュバックのような)残酷絵巻。肉屋の店先にきれいに並ぶパック詰めグラムなんぼの肉塊と、バックヤードで震えているモーモーちゃんと、ちがいなんざほとんどないんだとうそぶく。人間なんて血と骨と肉で出来てる管みたいなもんよ?でしょでしょ?などとう訳知り顔で語る連中を戦慄させる、ないしはマンマで視覚化しちゃったせいでうつむき、黙さざるを得ないほど凄惨な体験。いっそ清々しい。

そんなわけで、この作品が本当に伝えたかったこと…自己満足(出張ってまで施しとか。ドラえもん募金でいーじゃんね?)もほどほどにしないと、人さまに多大なご迷惑をかけてしまう、ということ。この至極あたりまえのことをしないせいで、死体の山が百も二百も築かれてしまう…。主人公ランボーが弓に手をかけながら与太飛ばすハゲ(グレアム・マクタヴィッシュ)に向けて訴えたセリフ、多少おれの心をざわつかせたものの、でも終局的に、やはり分相応なふるまいをしないとな!いかんよな!と伊藤ハムのおじさんが身をもって教えてくれているのだ。

その…ものすごく警告めいた、ある時期までの米国映画の持っていたヒリついた悪意?危険さ?と、同時にほとんど戦争ファンタジーとでもいいたげな、ある意味で清廉さが備わった傑作だとおもう。前回鑑賞時、エンドロールのクレーンショットで客席のフィリピン人らはほぼ全員席を立ち、場内清掃まではじめるほどの速やかさだったが、日本もおんなじようなもん。前列で客電着くまでチャンとのこっていたひとり観の女子に好感。

ランボー 最後の戦場

YouTube - ランボー/最後の戦場 予告 John Rambo Japanese Trailer

(29日、ムービーオン シアター3にて)
映画 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
<<実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち) (2007) | ホーム | ニウロマンティック☆ロマン神経症>>
コメント
--挽肉--

ランボーって過去の作品はちゃんと観たこと無かったんですが、先輩のレビュー見て興味深々になったので、今日みてきました~。

いや!爽快でした!

人体破壊描写は激しかったですが、ほとんど瞬殺ばかりで、人物が痛みを感じている描写があまり無く、気楽に観れました(片足飛ばされたスキンヘッドは最初痛そうでしたけど、その後も元気に挑発したり戦ってたんで、平気そうだな・・・と)

by: なかむ * 2008/06/01 22:57 * URL [ 編集] | page top↑
--赤身ばっかり--

爽快なのはまったく同感。

いや本当は、「爽快だ!三ツ矢サイダーばりに!」
って書きたいんだけどさ・・・。
by: ナーニカ * 2008/06/01 23:25 * URL [ 編集] | page top↑
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://daliandisease.blog47.fc2.com/tb.php/1412-9cd75214
| ホーム |