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アイム・ノット・ゼア (2007)
2008 / 06 / 15 ( Sun )
下手にしんでるひとよりも、まだまだ存命だったりすると、こういう、一種異様なかたちのトリビュートというか、神格化とはまたちがったかたちでの象徴化がなされてしまうんだなあ…とおもった。これってさ、あのー不敬かもしれんけど、ことし高校2年生になる16歳の皇族のかたに対する、ニコ廚あたりの敬意の表し方にちかくない?…ああ、ちかくないですか。ですよね。まあそりゃそうだよ失敬だな。

アイム・ノット・ゼア
一応、ボブ・ディランの半生を追うという体裁なんだけど、ケイト・ブランシェット、クリスチャン・ベイル、ヒース・レジャー、リチャード・ギアらがディラン扮してさまざまな局面や時代での、多様な印象を残すディラン像を結構自分勝手にコスする。果たして、孤児院を脱走して風来坊をきどる黒人の子ども(マーカス・カール・フランクリン)や、フランス人の美大生(シャルロット・ゲンズブール様)といちゃいちゃしたり別れたりする二枚目俳優がディランなのか、それはわかんない。そういう要素もあるだろうというとこで、"インスパイア"された様々な要素をトッド・ヘインズが拡大させてバラして、時代も色調もなにもかもを再構成した。それが、不思議とサマになっている。そうなのかも…みたいな。でもちょっと尺、長いかな。

はっきりいって、ボブ・ディランなんか、しらないわけです。みうらじゅんの漫画に昔よく登場してた。プヒ~とかハモニカ吹いてて(『アイデン&ティティ』ね)。そんな程度の浅見さなわけで、こういうふうに照らされると、まあ、多少は興味が出てくる、ようなきがする。どうみてもヒース・レジャーはおかしいだろとか(顔つきやガタイが)おもうのだけど、シャルロットとのなんつうか、ドロドロのかんじとか、そういうあたりはなんかよかったり、あと印象だけでいうとリチャード・ギアもおかしいんだけどさ。なんとなく、6人の個性でぶつ切りにされて、手際よく並べられてしまうと納得してしまう。

激賞されてたケイト・ブランシェット、具体的な登場は後半。どうしたって新春かくし芸レベルのかわいらしい物真似・男装でしょ…というかんじで失笑してしまった。だが、しばらくするとその、ものすごくきのぬけた、すべてに倦んでるような呆けた表情を見せはじめる…。以降はブランシェットだけを観ていたくなった。ボクっ娘の亜流というか…ブランシェットってなんだか二次元っぽいじゃないですか。存在自体が。手塚治虫の男装キャラというか、サファイア姫とか演じてほしいとおもった(『エリザベス:ゴールデン・エイジ』もよかったけどさ。より一層の手塚ワールドなかんじで)。あ、キム・ゴードンがちょこっと出るんだが、なんか老けたなあ、とおもった。

アイム・ノット・ゼア

Video I'm not there - I'm, not, there, bob, dylan - Dailymotion

(フォーラム4にて)
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