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ひまわり (2006)
2008 / 06 / 16 ( Mon )
精神的に、"おもしろい"(とおもわれる)映画をなぜか避けたくなるときがある。詳しい話しはいいや(書いたけど、ものすごくつまらないので)。とにかく、そういうときは、あえて守備範囲からそれる行為に出る。だって、つまらなくても納得ずくなわけで。新規オープンのシネコンの影にかくれ、ほぼ告知のない状態になって久しい街中の映画館で、本作を観たのであった。ジャンルは、「ノワール・ヒューマンドラマ」…ぜんぜんわかんね。わかんねーけど、これが韓国なのだ、とおもった。観れば納得ですけど…。



本編に使われてないフッテージばかりで構成されてるのはなんで?テストショットなの?
ノワールなんていうと格好いいけどさ、結局は情に棹差すような浪花節。ベタな話し。札付きのワルの主人公、刑期を終え街に戻り、心機一転カタギとして再スタートを切ろうとする。食堂のおかみさんトコに厄介になり、養子になる。義理の妹はちょうツンツンで、だがとてもデレで、すべてがうまくいくようにおもえた。なんでもない夜の事。二度とは戻れない夜。そして…。

幸せと不幸せとの落差、急転直下具合。日常と地続きで見舞われる過剰すぎる暴力。それこそが韓流の本質。後半、なんでもないようにシリコンプレイヤ(SAMSUNGかiriverかSanDiskあたりじゃね?)で音楽聴きながら、デレ期突入ちゅうの妹ちゃんは交差点を渡ろうとする。そこへレンガ片を手にした一台のバイクが突進する―。

個人的には、前夜観た『P2』の、セクハラ上司のスクラップ行為を遥か凌駕する不快さがあった。アットホームでファミリーなゆっくりしていってね描写と、顔面が血まみれで変形してしまう暴力描写。半島では両者になんらの矛盾もない。しつこいようだが韓国映画の本質は、なにもそこまでしなくてもいいだろうという、嘆息したくなるある種のサービス精神である。

先に浪花節だの書いたのは、そのバイオレンスの方向性が拳と拳のぶつかり合いだから。喧嘩であってもクライマックスは敵本拠地での命賭した死闘。変わり映えしない、いつもの韓国映画だなー…としか。こういう映画を量産できる体力と消化する胃袋には感服せざるを得ないが、序盤の狂言回しとして登場する警察官(主人公らの幼馴染)がまったく職務を遂行しない点にものすごい不信感を持ってしまった。その…これは作り手の演出モラルの問題なのか、国特有の問題なのか、そのあたりはわからない。

(15日、ミューズにて)
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