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下妻物語 (2004)
2008 / 07 / 25 ( Fri )
下妻物語
とりあえずまー、ひたすらアタマのいい映画だなと。隙がない。舞台は北関東。方やフリフリの退廃ロリータ。方や北関東の公道レジェンドをいまに伝えるヤンキー。どっちにせよ、退屈で熾烈なサバービアでしのぎ削るオンナノコ。公開当時は土屋アンナ演ずるイチゴのほうに見惚れていたのだが、いま観ると、なんつーか、深田がやばい。ココロ惹かれる。声もかわいいし、しぐさも、一挙手一頭足ごとタマシイ射抜かれちまう。これってさ、深田恭子だから許されたんだろーなーと。深田はこの世の中の男性諸氏に対し、オンナノコってば他のオンナノコと比較・検討されるのがめちゃくちゃ大きらいなんだぜ?と満天下に知らしめた女傑でもある(シングル『スイミング』の頃。人類史上かどうかはさておき、すくなくとも当時、おれにとって)。

下妻物語

つま弾き者ふたり。下妻は世界のさい果て。真逆のふたりが出会うとき、停滞していた世界と時間が歯車きしませながら動き出す。アウトサイドからインサイドへ。次第に人間性やら関係性らしきもの、ひとからひとを、求め求められるといった感情を得る(ヤフパのプロフのタイトルみたいですが…)。早い遅いじゃなくって、そうやって誰も彼もが成長してゆく。

下妻物語

キャラクター造形の完成度の高さ、そのハードルの高みっぷりのおかげで、このふたりのオンナノコの間には男性目線が入りこむ余地がない。スキがないほどギチギチで、実際それって作品そのものの完成度が高いからっていうのもあってさ。作り手の大人さ加減も相まって、手慰みで物づくりしてないっていうのか。描かれる成長の真っ当さ加減。そう、成長。…それぞれが、いつまでも同じことの繰り返しをし続けるわけにいかない。

下妻物語

中島哲也の演出方針はクールの一語。安易に恋愛関係に堕さない、あくまでオンナノコ同士の友情に、的を絞りこんでいる。エンドロールの深田がまた猛烈にかわいいので地震で死ぬ前に確認すべき。あとね、いまをトキメク福田麻由子ちゃまも登場してるので、そういう方面のオンナノコ主義のひとも必見です。

下妻物語

(DVD鑑賞)
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