FC2ブログ
パリ、恋人たちの2日間 (2007)
2008 / 08 / 04 ( Mon )
とりあえずジュリー・デルピーっつうことで観にいった。予告でパリのウディ・アレン!みたいな惹句が踊ってて、それはむしろ逆に不安と云うか、期待しちゃいかんということなのかな…などとおもっていたのだけれど。結果としては、予想以上に面白く、多少の苦味もまた心地よかった。

パリ、恋人たちの2日間
フランス娘マリオン(ジュリー・デルピー)とユダヤ系アメリカ人ジャック(アダム・ゴールドバーグ)のカップルが、旅の帰りにパリに二日間だけ立ち寄る。マリオンの実家に預けた飼い猫を引き取るだけのショートステイだったのだが…。ゴールドバーグの知らない彼女の過去。なんつうか、元彼っつうんすか?劇中、"ex"が頻出。彼女の過去に妄執めいて嫉妬しまくるジャック。そんな彼氏にきをつかいながらも、でも昔のツレと会うと昔に戻っちゃう…つう、男子目線だとハラハラな映画。とにかく男女の危機的状況を面白おかしく描いている。

個人の恋愛観の差異というよりも、大雑把に仏蘭西と亜米利加の恋愛観のちがいや落差で笑わせる仕組み。そこへ多少侮蔑的ジョークが混入(フランス語を解さないジャックを馬鹿にするとか、ユダヤがどうとか)。別れた元彼ともなんの衒いもなく気がねもなく友達として会えるマリオンを、ジャックはまったく理解できない。そして彼女の育ったパリという街にも、彼女の友人たちにも、食い物にも耐えられなくなる。そうして喧嘩しちゃって、どうなるの?的な話しで、ジャックはインテリだが女々しくてユダヤ人で神経質で理屈っぽくて子供っぽいという、ウディ・アレンまんまなかんじ(だが全身タトゥーだらけ)。そしてマリオンはおおらかだが議論が好きという女性。ヨメ(じゃねーけど)の実家にお泊りして困りまくるという、そういうありがちな苦境は、客観的に観てたしかに愉快だ。現実問題、ヨメさんの両親と一緒にメシとかどーなのよ…。

音楽や編集までこなしたデルピーがやばすぎる。あえてもっさい眼鏡ちゃんなあたりもツボを突きまくる。ウンザリしつつ、んもーバカなひと☆ってかんじの(?)表情も最高。ジャックが写真撮りたがりなあたりも観ていて痛ましくも好ましい。川沿いで罵りあい、その後の居たたまれないかんじ。だが天使(だっけか)も登場。なんだかんだ文句つけられない。ネタバレだが終盤の口論、恋愛の終わらんとするその瞬間を見事に描いており、それだけでも価値があるし、その後の鮮やかな切りかえし含めて見ごたえがあったようなきがする。

パリ、恋人たちの2日間
YouTube - 映画『パリ、恋人たちの2日間』予告

(7月30日、フォーラム2にて)
映画 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<カンフー・パンダ (2007) | ホーム | 非・バランス (2000)>>
コメント
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://daliandisease.blog47.fc2.com/tb.php/1508-1cdb26fa
| ホーム |