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カンフー・ダンク! (2008)
2008 / 08 / 31 ( Sun )
カンフーとバスケ。どっちにも興味がない。まるっきりない。なんで観ちゃったのか。無論こんな映画を観なきゃならない義務も義理もないのだけど、行きがかり上なんだかそうなってしまっている。かなりひどい内容で、もう少しマシなカネと時間の使い方を考えたほうがよさそうだなと、観ながらずーっとおもい続けてた。

カンフー・ダンク!
孤児だったが武術学校で養育されたため一人前の武術家として成長した青年(ジェイ・チョウ)が、あやしげな風体の中年男(エリック・ツァン)にそそのかされて大学のバスケットボール部に入部して活躍する話し。まあそんなにすんなり事は運ばない。カンフーの使い手だったら当然スポーツはなんでも出来るでしょ?っていう安易な発想が根底。そこにライバルの登場やらメガネちゃん(シャーリーン・チョイ。TWINSでエディソン・チャンに喰われなかったほう)やら黒社会やらが混入する。…これってさ、『少林少女』まんまじゃん。あっちを批判した向きは、当然こっちも弾劾だろ?むしろ、『少林少女』がまだマシだったという(あっちもこっちも叩くのが正常だとはおもう)。

投げっぱなしで顧られない設定でも構わないし、飲み屋潰すほどの大立ち回りだって歓迎する。女子のメガネ率が高いのは評価に値するし、ヒロインたるメガネちゃんの水着がボディダブル(多分。つーか色々検索してもエロい写真が見つからない。相方は腐るほど出てくるが)でも構わない。主人公がほとんど挫折も努力もなく一流バスケ選手になるのも仕方がない。描けないのだろうから。

じゃあ、一体なにが問題なのか。肝心のバスケの試合があまりにもノールールすぎるから。現実の摸倣か?ってくらいラフプレイが横行してしまう。てゆうかもはやバスケじゃないから!北京五輪への便乗にしては度がすぎている…って云うと厳しいみたいだが、でも気功じみたエフェクトとかじゃなくて、ジャンプボール打つ瞬間に口に含んだ鍼灸針を放つとかってどうなの?反則どころの騒ぎじゃないでしょ…。そのー…ズルして勝つのはいいのよ。個人的にはそれはアリなのよ。けれど、デタラメにも節度ってもんがあるだろうと。そして五輪で現実に中国チームの競技を問わないラフファイトっぷりを見るにつけ、いよいよ笑えなくなる。万が一チン・シウトンのせいなのか?にしてもひどすぎるだろうと。

カンフー・ダンク!
YouTube - 『カンフー・ダンク!』予告編

(ソラリス6にて)
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