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落下の王国 (2006)
2008 / 09 / 28 ( Sun )
現代美術の丸パクリで各方面から失笑買った(でもおれはそんなに嫌いになれない…)『ザ・セル』のターセムちゃんの新作。ってことだけで観にいった。なんつうかパノラミックな観光映画。でもぜんぜん豪華なかんじがしない。はて、なぜなのだろう…とか考えあぐねた。映像詩として成立できないのは作家自身の限界なのか、それとも時代性なのか。結論的には、画面から覚悟が漂ってこないというか、ワンフレ毎にレタッチすりゃ何とかなんだろ的甘さがほのめく。

落下の王国
色恋沙汰で自殺未遂したスタントマン(リー・ペイス)と、オレンジ農園で作物捥いでるときにおっこって骨折した五歳の幼女(カティンカ・ウンタルー)とのベッド・タイム・ストーリー。落ちまくりんぐ。白いシーツのうえで紡がれるのは、復讐にたぎる6人の超人たちの、世界を股にかけまくる物語。この連中のルックスは、一瞬だが荒木飛呂彦的な期待を促すのだったが…スタンドよりも何歩も手前で設定どおりに動かないキャラクター…だったらセットとかCGIのほうがいいのかもしれない。やっぱワールド・ヘリテージなんざ景気よく爆炎に包まれてほしいとおもうのよねー。

要はね、もっと神話的にすりゃーいいのに。自己破壊衝動に駆られたスタントマンの語る与太バナシだが、最初はいい。でも次第に特性みたいなものがないがしろにされてゆく。んまー、適当に語ってるだけ、ひまつぶしに幼女をからかってるだけ、っていうんだから仕方ないのかもしれないが。ともかく、世界遺産をバックに、有明から連れてきたみたいな連中がコスチュームプレイに興ずる(衣装は石岡瑛子)。多少驚くべきカットもあるのだが、なんせターセムちゃんでしょ…っていうふうな、なんつうか不信ではないのだけれど、話半分にしか傾聴できない感覚。

結局、悲しい結末に向かってまっしぐらになり、幼女は魔法の少女ペルシャばりに「やーのやーの」云いつつ、その物語を受容しようとはせず、その怯える幼女を見つめつつも手前勝手なヨタなのに、運命のごとく改変せず自らの悲劇を丸重ねしてしまってトラウマ級のストーリーテリングを披露するスタントマンのサドっぷりにほんのちょっとは感心するが、でもどうなんだろ?幼女に向けて語られる物語が、次第に現実へと近づいてゆく。プールでの黒山賊と総督オウディアスとのやりとり…。それってある意味たかが寝物語と、モルヒネ入れないと逃れられない現実の痛苦とが最接近した瞬間。その後のアンチクライマックス。そのへんはホンノリ興奮した。

落下の王国

(27日、フォーラム2にて)
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