スポンサーサイト
-- / -- / -- ( -- )
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | page top↑
イントゥ・ザ・ワイルド (2007)
2008 / 10 / 26 ( Sun )
アーリー90年代の裕福でインテリ白人青年の、苛烈で真摯な、だがやはり青臭すぎるだろう…と云わざるを得ないハードコアな自分探し…求道といったほうが正しいか?監督はショーン・ペンで、何度かパパ・ブッシュが顔を覗かせるものの己の政治的主張は控えめにして、かなり一般性のある映画に仕立てている。基本的に主人公のような人間は政治のみならず、あまねく人間の営為すべてに失望してるんだとおもえるので、どこがペンに引っかかったのかイマイチわからないでいた。なお、放浪する主人公を演じるはエミール・ハーシュ。格好いいジャック・ブラックというイメージだったが…良い役者さんだとおもいます。

イントゥ・ザ・ワイルド
主人公はギリギリの義務感だけで大学を首席で卒業。ハーバードにだって行ける秀才なのに、きゃわゆい妹ちゃんがジェナ・マローン(大人になりました☆つーかハーシュより年上に見えるお)なのに、腹黒親父のウィリアム・ハートへの反抗が主だった理由で失踪(そんなんばっかだな)。とりあえず手持ちの預貯金を寄付しカードやIDや現金を燃して、愛車のボロのダットサン(趣味よし。ちなみにエミール・ハーシュの実際の愛車はプリウスだってー。スピードレーサーなのに…なんか好感)を駆って旅に出る。いろいろ移動、いろいろな出会い、別れ。そして目的地アラスカ、北をめざす…。アラスカ・アラスカ。

おれみたいに、世の中へのみっともない欲求不満をただ小出しにして、適当に世の中に折り合いつけて、身内に這いずる欺瞞や矛盾はさておいて、なんらの自己探求も研鑽もこれまで一切積まず、ただ日々をうつろいで、息して吐いて、メシ喰って排泄して、形式的な労働でカロリー消費して神経をすり減らして、映画観たりDVDを買ったりするような消費行為で世間とコミットしてるだけで、生産的営為には到底加わらないで過ごしているという、孤立しきった屑野郎がこの映画のことをどうのこうの云うことは出来ない。だが、正直、観ていておもったのは、こんな主人公が近所に来たら、無視するかもなー…ということ。自由すぎる。ぶっちゃけ、主人公のような人間は疎ましいのだ。…そう、こういう映画を観て、胸を打つにはおれは歳を取りすぎているのだ。

主人公の遍路を、最期の時を迎えるマジック・バス(アニメの製作会社ではない)での9週間(だっけ?)と、主人公がいなくなって故に夫婦間の絆が深まったという多少皮肉なことになった残され家族(主にマローンちゃんの独白)とが交錯しながら、章立てして綴られる。見ごたえはある。批判するつもりもないし、これ観て感動するのも物凄くよくわかる。特にラストの空撮は感極まる。でも、個人的には全編ため息つきながら観ていた。

なにがイヤって、ヒッピーばっか集まってる集落で出会ったSSWのおにゃのこ(クリステン・スチュワート。『パニック・ルーム』の子だそうで…。神経質そうで物憂げなかんじがグー)から、誘われて求愛されて、くぱぁ…ってされてんのにシカトする主人公がイヤだね。たしかに彼女16歳だっけ?は、そりゃ問題だとはおもうが、でもあんた、世の規範やレールから外れるために歩いてるんだろ?独歩してんだろ?だったらハメろっつーの。とか、ひとり暗闇でイラついていた。

イントゥ・ザ・ワイルド

(フォーラム1にて)
映画 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<レス・ザン・ゼロ (1987) | ホーム | LEGEND オブ 伝説 a.k.a. サイプレス上野 『 Phy Kick'n Now DEEJAY! ~最近のディージェイ~ (MIXCD) 』>>
コメント
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://daliandisease.blog47.fc2.com/tb.php/1631-ec668867
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。