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映画監督って何だ! (2006)
2009 / 01 / 05 ( Mon )
映画監督って何だ!

監督協会ってよくわかんないけどさ(互助組織みたいなもんだろ?)、むかし、三池崇史が会員になってないことを部外者風に云ってたのと(現在は登録している模様)、誰も聞いちゃいないのに幾原邦彦が肩書きにしてたのをおもいだす。まあ、どうでもいい話しだけど。
…映画監督ってナンダナンダ…アイム・ラッパー。結構、いつも、考えたり考えてなかったりもする。映芸とか読んでて(しかし昨年最後に出た号での荒井のバカっぷりってなんなの…前号のスタイルで朽ちるのが物事の終わり、粋なんじゃあ?)、そこに記されているような現場での作家主義と製作会社側との確執とか、あと黒沢清と伊丹十三との映画『スウィートホーム』をめぐるいざこざとか、その程度の認識しかないんだけど、コレ観ていろいろ考えた。

この映画のテーマは単純明快。映画・映像の著作者は一体誰なのか。法解釈上では映画監督ではなく、製作した映画会社にある。それっておかしくね?監督のものじゃね?っていう主張を、冒頭のコミカルな長屋時代劇(花魁姿の阪本順治!)から始まり、1886年のベルヌ条約まで遡り、以後幾つかの転機を実録風に再現し検証。監督・脚本は伊藤俊也。登場人物はほぼすべて監督協会に所属する実際の"映画監督"が演じている。そこがキモ。

映画監督の個性…たしかに共同作業の極致なのだが、脚本の咀嚼と解釈、表現結果は各人まったくちがう。そこに著作権たる個性があるのだという主張。じゃあどれくらいちがうの?という疑問に、『煙突の見える場所』のとあるシーンを作中、三人の映画監督が三者三様で撮るという試みをしている。同じ役者を使いながら実際に撮影されるわけだが、各人の仕上がりがちがいすぎて笑える。一番オーソドックスな、でも三人の中で一番収入ありそうな本木克英、いまなおアヴァンギャルドがすぎる(オリジナル観ても、意味不明度が頭いっこ抜けてる)鈴木清順、モノクロ・スタイリッシュという持ち味マンマでかつ劇中劇構造にしてしまう林海象…。

こういう映画にありがちだが、メイキングのほうが面白かった。イイトシしたおっさんらが長台詞で苦労してるさまは…言葉わるいが、滑稽でたのしい。あと、伊藤俊也が、本作でプロデュース役買って出てる林海象と弁士役のキョンキョン起用するときにウダウダ揉めてるあたり最高潮に盛り上がる。あと、監督協会ってことでアニメ関係のひともクレジットされてるんだけど、りんたろうって何したんだろう…?

映画監督って何だ!

(DVD鑑賞)
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