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アキレスと亀 (2008)
2008 / 11 / 30 ( Sun )
開巻、浜津守演出、トムス・ エンタテインメント制作のアニメ(いまちょっと見ないパース感とワカメ影がつきそうなキャラ)という強烈なフックで始まる本作、いまだに創造性枯渇の兆しのない北野武には驚かされるが…なんつうか、そろそろ枯渇しても、いんじゃね?的きぶんになった。まあ、こんな映画撮れるひと、撮り続けられるひと、自分の描いた絵をダラダラ映して商売にするひと、そしてこんな映画撮って世界じゅう(たぶん)から喝采浴びるひと、いないんでしょうけど。

アキレスと亀
要するに、またしても武自身のお話しです。近年のチャンタケ映画はイイ歳こいて自分探しがその主題だったが、本作は画才あると勘違いした世間知らずの元ボンボンの、幼少から壮年までの半生を追う(意外と、夫唱婦随の物語とはならない)。主人公・真知寿は幼少時、惜しみなく愛とカネを注ぎ込まれた結果、芸術家になるという強迫観念を植えつけられ、結果それにとらわれ続ける人生を歩む。まあ怪物の成立過程を、ユーモアとペーソスを交えて描いているお話しつうか。そんなもんみせられて、本気で胸クソわるくなる。そのー…自称芸術家とその周囲(主に家族)を極端な目に合わせる事で奇矯さやコミカルな突き放しを試みるが、どこかで、そんな芸術家自身を自認している都合のよさ、愛情を隠していないあたりにもイラつく。

まあ、以下文句ね。チャンタケ映画なので、淡々といとも容易くひとがボンボン死ぬ。ウケ狙いで死ぬカットを挿入している。それすらとっくの昔に手法として自身の手で陳腐化しているので、ただの手癖としかかんじられない。それとさー柳ユーレイ改め柳憂怜って、なんで麻生久美子と結婚できるのよ?こういう奇人は、たぶん結婚生活とか無理でしょ普通。柳や麻生はまだいいのよ。問題はバトンがチャンタケと樋口可南子に渡ってからな。それまでずーっと丁寧語を訥々と喋ってた主人公、チャンタケになった途端突如(いつもの)べらんめえ調になるのは実際どうなの。

加えて樋口にも演技、させてないよね。なぜこんな連中の冗談につき合わなきゃならんのか?…そんなわけで、マインド的には成熟というよりも、むしろ日曜昼の熱湯コマーシャルにまで後退させる内容となっている。あと時折書によるテロップが挿入されるが、書体が終盤に向うにつれ、どんどん「読めなくなる」。これって、主人公をかくたらしめる精神の終焉を意味しているのかな。要はそれって絶望でしょ?だとしたら相変わらず、チャンタケはひとがわるいよね。

アキレスと亀

(29日、フォーラム4にて)
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