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ハロウィン (2007)
2008 / 12 / 07 ( Sun )
カーペンターのオリジナルは知らないひとなので比較は出来ないが(なので、劇中でブギーマンがどうのこうの云われてもわからん)、なーんつうか、よかったよ。すくなくともロブ・ゾンビの『マーダー・ライド・ショー』やその続編より、展開が自然だった。役者は気心の知れたいつもの面子。そして相変わらず殺人鬼が強靭すぎて、まわりがなにも出来ないままに殺されてくという都合のよさもそのままだったが。

ハロウィン
ハロウィンになるとスイッチが入る(まあ、じつはこじつけ)殺人鬼マイケル・マイヤーズの一生を、抜かりなく、そして『デビルズ・リジェクト』でもみせたある種の叙情や感傷でもってロブ・ゾンビは撮りあげた。くりかえすが、きっとカーペンター版との相違って少年時代の掘り下げの有無でしょ多分(ちがってたらすみません)。逃げ隠れせずコドモのコロシと、あとティーンの性生活をB地区込みでこってり活写した点は評価できる。

大きく前後半にわかれており、前半部はマイケル・マイヤーズ少年(ダエグ・フェアーク。ガス・ヴァン・サントの映画に出てきそうな目つきのガキ。きっと志望校はコロンバイン高)の自由で勝手気ままなバックヤード・ボーイズ・ライフを、適度な家庭環境のせいに原因をなすりつけながら、でも異様な緊張を持って描く。施設での治療(マルコム・マクダウェルが医師。これじゃ直るものも直らねえよ)や独房で趣味の仮面作りという日々の暮らしぶりをブリッジさせ、後半は久々のシャバがハロウィン近くだったもんでテンション高くボディカウント稼ぐマイケル・マイヤーズ青年(マスクの中はタイラー・メイン)と、16年だか経過した故郷ハドンフィールドの皆さんとの交流が、前半に比べれば割と大作りなティーン惨殺スラッシャーとして駆け足で綴られてゆく。

後半の当たり前の見世物感が、前半のシリアスタッチのせいで興を削ぐような格好。でもおれ的には前半が見事だったよなー…としか(さらっとウド・キアとかシド・ヘイグが出てくる後半の分量をもっと減らすべき…30分くらいにするとか)。最初は小動物。つぎに同級生。そうして次第に近親者へとマイキーの魔手が伸びる。なるほど原因は、後天的な環境か!じゃあ仕方がない。まあ、多少先天的云々ってマルコム・マクダウェルも云ってたけど。でもさー。マイキーのママがシェリ・ムーン・ゾンビ!なんだけど、美人だしやさしいしとってもいいママでした。そんなママの寵愛を受けて、多少の甘えもあったのかもだが、そんな簡単に殺人鬼になっちゃうんでしょうか。環境影響としてはママの旦那(ウィリアム・フォーサイス。大怪我してる設定が勝手)より、姉のハンナ・ホールちゃんのほうがあまりにいやらしいビッチだったもんで問題があったようにかんじた。

ハロウィン

(6日、ソラリス5にて)
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