スポンサーサイト
-- / -- / -- ( -- )
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | page top↑
トウキョウソナタ ( 田中幸子/竹書房文庫 )
2008 / 12 / 11 ( Thu )
映画本編観おえて、即座にかんがえてしまったのは、果たしてどういった脚本なんだろう…ということ。日本滞在経験のある外国人によるオリジナル脚本を、監督した黒沢清本人と歳若い女性脚本家が手を加えて(家族4人にまんべんなくスポットがあたる)、完成稿としている模様。マックス・マニックスによるオリジナルも読みたい(外人のだったらシノプシス落ちてるかとおもってネットで探したバカ)…し、撮影台本も読んでみたいな~と。とくにきがかったのは台詞の云いまわし(登場人物がわりと歳若く、なにしろ一般人ばかりである)、そして一部シーンの処理(教室やハロワや炊き出し、小学生の取調べシーン等)。いったい、どうなってるのかと。そこで本書の登場ですよ。脚本参加した田中幸子によるノベライズ。

読み始めておもったのは、こんなに映画(映像)に忠実なノベライズは初めてだ!ということ。これまでの黒沢作品の小説化とも、一段ちがうマンマ感。驚いた。まず黒沢と田中幸子によるホンが一応のベースとなろうが、(こっから想像)バリバリと枝葉を落としまくっていつも以上に不可思議としか云いようのない黒沢の映画版が出来上がる。それを観て田中が当惑し(あくまで想像)、ならばと、映像演出の過程で意識/無意識にオミットされまくった隙間を訥々とユーモアたっぷりで緻密に埋めてった…ないしは、黒沢特有のヴィジュアライゼーションの、謎解きにちかいことまで果たそうと田中は挑んだのではないか…。

結果、なるほど!とヒザを打つ、ないしはここまで明かされてガッカリ!とうなだれるという…これまた不可思議な小説版『トウキョウソナタ』と相なった。読み進めつつ、おれは黒沢の、絶対に明かされないであろう…描いてない人物内面や時間経過や空間が大すきだったのだ、ということにもきがついた(このようなかたちで描かれてなお、空疎はやまず拡がり続ける)。あー…あと、あとがきはワルノリしすぎ。でも、嫌じゃない。

小説「トウキョウソナタ」
読書 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<about YUTORI | ホーム | タイガーランド (2000)>>
コメント
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://daliandisease.blog47.fc2.com/tb.php/1706-a31439fc
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。