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東南角部屋二階の女 (2008)
2008 / 12 / 13 ( Sat )
角海老じゃねーよ角部屋だよ。どうでもいいんだけど。タイトルの持つ、こちらの身勝手にかんじた官能性は実際のところ皆無だった。キャリア、ぜんぜんしんないんだけど、池田千尋という女流監督の作品だそうで(調べたら東京芸術大学の監督領域出…)。なんでこんなキャストになってたむらまさきがキャメラで音楽が長嶌寛幸で磯見俊裕がプロデューサーなんだよ!このゴールデン街臭のするスタッフィング…と本気でおもったから。そーなんだ。ますます、どうでもよくなった…。

東南角部屋二階の女
適当云って、持ち上げるきはさらさらないので、むしろ適当に。要するに、昔であれば立派な大人の仲間入り果たしてなきゃいけないような連中の、ある意味ファンタージエンな自分探し映画。おいまたかよ!…まあ、観ながら、すべての映画はひょっとしたら自分探しに行きつくのかもしれないな…とか、無理やりな都合をつけながら観てた。スタンダードの意味意図も判らぬまま、何度も何度も目薬さしながら。

都内の4世帯のぼろアパートに住む西島秀俊は、父親の保証人になってて借金抱えてる。だのになぜかソコソコそうな会社を自己都合で辞めたり(ブラックだったのか!?)、竹花梓(何者だよ。どういう理由で見出されたのよ…んまあ、さすがに見た目20代は田村の手でも無茶だろーと)と見合いしたり(出会い系とか風俗でいいじゃんね)と、西島史上最強に意味不明。そんな二人の見合い風景を遠目でぼけーっと眺めてた加瀬亮。こいつも社会人としての適格を満たしてないコドモなので西島につられて辞職する(…なぜ同じ会社?たかが取引先に引け目かんじて、なぜ辞める?)。で、なんかしんねーけど、この三人が同じひとつ屋根の下で暮らすことになるのであった―。みたいな話し。直線的に展開しない。日本映画らしいというべきか、女性らしいというべきか、明確にどうのこうのがない。

まあ、立退き問題、経済問題になる。しかし見事にストーリーの主軸になる若手三人が、労働意欲の欠落した人間として描かれてて笑う。西島も加瀬も無職だし、竹花はフリーランスのフードコーディネーターみたいな職にある。イライラだけが募る。そいつら皆、ただ酒呑んでタバコ吸って庭でバトミントンして草刈等の軽作業してるだけ。よっぽど香川京子のほうが働いてたっつーの(塩見三省みたいな畳屋はいません。毎晩表で晩酌とか凄いよね。あと鯛の喰いかたな!)。そもそも、高度に電子化され洗練された(所詮商行為としての)お見合いでの男女の出会いという、おかしみ溢れるグッドな設定をものの見事に展開上活かしてないのに驚く。なんなの?ばかなの?見ず知らずよりは近しい関係の、でも他人同士の若い男女が画面上に集うだけの道具で(せっかくのお見合いを)済ましているこの浅はかさ。

よってこちらの主眼は、"日本映画界が世界に誇る無意識"こと西島秀俊に置かれる。やっぱ西島はやばい。請われた普通の要請にも応えるようになってしまった浅野忠信とは収まりのスケールがちがう。相変わらず何かんがえてんだかわっかんない凄みを湛えて、ただ、ただ画面に存在する。加瀬みたいなナチュラル演技をきどる若造なんか箸にもかからん。いつ発狂して絶叫して周囲の人間コロしてもオーケーだ、とでも云いたげな、準備万端感がその佇まいからビシビシと伝わる。その止め処もない終末フィール。『休暇』でも本作でも変わることはなかった。ただし、前述の三人が画面に納まると、どうしてもリーダー的演技を期待されてしまうのか、どうにも落ち着きのない不安げな西島が拝める前半が個人的には激ツボだった。

東南角部屋二階の女

(フォーラム2にて)
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