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リダクテッド 真実の価値 (2007)
2009 / 01 / 18 ( Sun )
なんていうのか…ふだん肉ソバとかラーメンとか、カツカレーしか喰わない人間がだよ。いきなり同業者連れてお食事会(端的に云って接待)セットしろって云われても困るわけですよ。おれ、シャレた食い物なんて喰わないんだから(基本的にひとり飯なので)。でもまあ、ひとから薦められて(所在地はイラク・サマワ)、訝しがりながらも門構くぐると…まあ、けっこうよかったりするものです。向かいに吉本多香美かとよた真帆でもいれば…また最高なんでしょうけど。

リダクテッド 真実の価値
よく理解できないんだけど(おれだってきらいじゃない)、一部狂信的なシンパを擁すブライアン・デ・パルマによる、ローバジェットな内部告発系戦争もの(『カジュアリティーズ』は観てません)。観おえておもうんだけど、んまー料理バンザイ!における"たまに行くならこんな店"的なたたずまいで、よかったよ。デ・パルマってさ、なんか映像的に遊んでるひとというか茶化してるひとという印象で、今回はDVカムってことである意味尋常でなく若返ってた。てゆか、若い。だってさー(おそらく、ゲラゲラわらいながら)ド派手なトランジションを繰り出すのだから(なんと効果音付で。たぶん、孫が脇に一緒にいるんだろうな…)。

カットのきれないワンショットの、努めて素人くさい画と、切れ味のある第三者視点が交互。あとニュース映像や偽YouTubeなストリーミングサイト映像も多用しており、やっぱ若い。映画学校に進学したくて志願したとか弱すぎるボクちゃんが語り部。なので、さすがにダラ撮りではないものの、作品構造以上にボクちゃんの間の取りかたや運びかたそのものが妙にドキュメンタリーなの(マイケル・ムーア以降のそれ)。そのへん自意識過剰すぎで萎える。

だがなんだかやっぱり緊張感にあふれるフレッシュな瞬間もある。「踏むなよ!踏むなよ!…踏んだー!ゲラゲラゲラゲラ…」。そんな、駐留中の若くて思慮も学もない米兵の性春。捨て場のない憤りが、やがて性的衝動に変化するまでさほどの時間はかからない。前線でなくても頑張れば(黒んぼ軍曹ドッカンはなくても)これなら座間や辺野古でも撮れるんじゃ?…結局スライドショー。最後のスチル、実にデ・パルマらしい絵画的神カットに背筋凍りつく。

リダクテッド 真実の価値

(15日、フォーラム2にて)
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