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コレラの時代の愛 (2007)
2009 / 01 / 23 ( Fri )
なんか、もうそういうモード学園なので、こういう状態に。原題は"LOVE IN THE TIME OF CHOLERA"とまんま。この直球感は嫌えない。とはいえ、かなりふざけた映画ではある…原作はガルシア・マルケスということで、要するにチカーノ風味のマジックリアリズム?しらんけど。ホラ話しだけど、伝わるものはあった。ただし、長いのが玉に瑕。この長さも妙味なのかもしれないし、ちょっとでも端折ると台無しになるような、そんなきもした。

コレラの時代の愛
19世紀末の南米コロンビア…。一度は婚約を(まあ、口頭でだが)交わした間柄ながら、でも親の横槍(ジョン・レグイザモじゃあ仕方ない)やらなんやかやで結ばれることなく、結局51年9ヶ月と4日間もの長きに渡って相手を想いつづける男(青年時代…ウナクス・ウガルデ、それ以降…ハビエル・バルデム!)と、想われつづけた女(ジョヴァンナ・メッツォジョルノ)の物語。おもったほど突飛な話しでもなかった。まあ、コレラに罹ったかにおもわれる描写が数回あるものの、コレラってなかったりとか。あと内戦に見舞われちゃう描写も、けっこうノンビリしている。

半世紀以上に渡って惚れて、惚れられて、でもくっつくことができなくて…みたいな話しで、でもジメッとしてない。カラッカラ。男の熱烈なアタックで陥落したかにみえた女は、でも親父様であるジョン・レグイザモの姦計によって地の果てに飛ばされる。戻ってきて、そうこうしてイケメンのコレラ医師(ベンジャミン・ブラット)に見初められて結婚しちゃう。それなりに、しあわせであろう、結婚生活が繰りひろげられる。いっぽう、男のほうはいきなりハビエル・バルデムになっちゃって、代書屋通りで「ごめ!アンタに惚れたのなんかのまちがいだったわ」とか件の女に云われて絶望のどん底へ。元来半分ニートなので、お袋は親戚に頼んで地の果てで荷役(かなんか)の仕事に就けさせる。でも旅の途中の船上で見ず知らずの婦人から強引に童貞喪失させられてしまい、以後、心と体は別モンだから!おれは清いから!という理念に基づいてそこらじゅうの女を喰って喰って喰いまくってジェームス三木ばりにメモ付けまくる…(しかし引用ふるすぎ)。

とまあ、人生いろいろ、でも惚れてたのはアンタだけだぜ!っていう、アツさと、けっこうな都合のよさとが混在したミラクルとしかいえない愛の姿が描かれる。最終的に、まさか!?っていう後期高齢者医療制度の先駆する性愛描写も…だが。おれが個人的にきにかかった、というかグッときたのは、プレディデンシャルスイート内の、70をとうに過ぎた、遠い昔あんなにも愛を誓いあった筈の男女の姿だ。

老境を過ぎた女は、果たしてあの結婚生活は幸せだったのかと問う。冷静にかんがえれば、そうとう幸せだろう…とおもって観てたのだが…。そんな彼女に対し、男は「これまでの人生でいまが一番幸せだ」と断言する。このクロスカウンター感…。このふたり、愛をなにも知らないんじゃあ…?とおもって、これまで費やしてきたランニングタイムはいったいなんだったのか…?とおれ自身深く悩みそうになる、が先に挙げた描写がそれにつづき、なぜだか胸がすく。見せなくてもいいものをハッキリと見せてくれる痛快さ、正直さ。かたちにならないものが身内にひろがってゆく。

コレラの時代の愛

(21日、フォーラム2にて)
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