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レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで (2008)
2009 / 02 / 12 ( Thu )
なんつうか、これはこれでアリかな、っていうきはします。100%理解できたともおもえないし、理解したいとも、まあ、いまはおもわない(むずかしい、とかでなく)。個人的にはけっこう贔屓にしてるサム・メンデスによる、夫婦不和、家庭崩壊劇。なんでかレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットが全編にわたってこれでもかこれでもかと痴話喧嘩しまくる不思議映画。それしか、あたまにのこってねーよ。

レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで
退屈な勤め人であるレオ様。なんとなくひっかけたウィンスレットと二人のあいだにできた子供たちとともに、郊外の洒落た白い一軒家に住む。さしてしたい仕事でもないために、あーじゃねこーじゃね愚痴をたれるレオ様に対し、ウィンスレットは「そんなら、パリに移住しよか?」ってけっこうあっさりといい放つ。このヨメの現実感覚から解き放たれすぎた発言のせいで、レオ様はわりとノリノリになって、適当にでっち上げた仕事が高評価受けたりする。次第にモチが揚がる。一方、そんなことしらずにヨメのウィンスレットは着々とフランス移住計画を遂行するのであった…って話し。

ホントの冒頭はともかく、のっけから二人のバトル。そこいらによくある"恋愛映画"は、その実恋愛に至るまでの過程しか描いていないが(って押井守が云ってたじゃん)、真の恋愛というならば、まずその先々の紆余曲折やら艱難辛苦やら抱腹絶倒やら四色問題やらを描かねばなるまい…そんなことサム・メンデスが狙ったのかはしらないが、とりあえずそこに立脚している、ようなきがする。結局すれちがいなのな。良かれとおもってやったヨメの行為が(おそらく、あげまん気分だったのだろう…)、しらぬ間に旦那の首を締めつけている。現実に絡めとられてゆく。

正直途中まではけっこう退屈だった。けれど、隣家の奥さんがなんだか判らんがウィンスレットに負けた!女として妻として!とおもったかしらんが、わあわあと泣き崩れるあたりから興が乗った。そしてキャシー・ベイツの息子(マイケル・シャノン)が登場するあたり、大変興奮した。この場のムードを一向に解さない息子、間を置いて二回登場するのだが、がらりと様相が変わってしまっている二人に対し、容赦のない痛烈な言葉を浴びせる。

要するに、この二人はあまりに自由すぎるのね。タイトルはどういう意味なんだろう?とおもったら、二人の住む家の前の道路の名前。その名の通り、若々しく輝かしい二人だったが、いつしか転覆しそうな豪華客船にいた、みたいなかんじかなあ。ある意味"鬼女もの"と云えるのかも。なんつうのか…こっちの勝手な想いだが、『アイズ・ワイド・シャット』や『ホーホケキョ となりの山田くん』などとおなじく、"やっぱりおらのヨメが一番だ"的仲直りラブストーリーに収斂してくれない苦さがある。しょせん、過去話になってしまう。男も女も、なんだかんだと身勝手です。

レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで

(11日、ムービーオン シアター8にて)
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