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ナチスと映画 ―ヒトラーとナチスはどう描かれてきたか ( 飯田道子/中央公論新社 )
2009 / 02 / 22 ( Sun )
文字通り、ナチスと映画との関係を時代変遷とともにさまざまな角度から捉えようとした御本。まずはナチ党の初期段階、情宣の一環としてヒトラーほか取り巻き上層部連中の映画の活用の仕方が、ユダヤ迫害なんかと絡みあいながら、レニ・リーフェンシュタールといった才能を巧いこと活用しながら仕立てあげられていったという側面を追う。

後半では、ではナチスがいまなお現役感バリバリのモチーフたり得てる理由はなんな訳?魅力的にわれわれの眼に映るあの扮装はなんな訳?ってのを、いわゆるナチスドイツの美学的側面…カラーリングや意匠の、抗いがたい魅力やら倒錯感を説明しつつ今日まで続くその影響を説く。

読みやすいものの、後半はただスクリーン上でナチスがどのように描かれてきたか?その変遷を拾うのみに終始してるかんじがして、なんか惜しいような。冷静に考えて、日本の(青少年向け)大衆娯楽に落としてきた影とかも相当なものがあるんではないかとおもうんで、そのあたりもちょっとは捕捉してもらえればなーと。

ナチスと映画 ―ヒトラーとナチスはどう描かれてきたか
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