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その日のまえに (2008)
2009 / 02 / 25 ( Wed )
もうおれごときがこんな傑作(怪作)の感想とかなんとか、おこがましいしさしでがましいにも程がある。熱心なシンパではないので詳しかないが、手法にしろテーマにしろ、大林宣彦の集大成的なきがした。いやホント知らないんだけど。そしてその実、主題の割には創造性と生命力に満ち満ちている凄いエネルギーの作品。

その日のまえに
ナンチャンと永作博美の夫婦。がいてね。ほんでなんだかしらんが、永作が大病患ってしまう。ひょっとしたら、商売道具のエンピツを足で拾おうとした、大切なものを省みなかった、報いなのかもしれない。そのような万事が全力で展開されつつ、あわてふためくナンチャンとか二人の息子とか周囲とかを追いつつ、でも基本的にはナンチャンがあわてふためく。それだけの話し。あと、バランス欠くどころかハミ出すかんじで宮沢賢治がどーとか、くらむぼんがなんだとか…(このへん本当に執拗)。そして、後日談的に挿入されるエピソードがあったり…。終局的にそれらが、おそろしく輝きながら結晶する。

冒頭から泣かせの寸ででカットがバンバン切り替わる大林風ヒップホップ・モンタージュを披露。情感高まりっぱなし捨て場なしのピークタイムが延々と持続。メモりたくなるような神セリフが頻出。円熟した瑞々しさというか、そういう表現すら即座に否定されそうな謎めき加減も横溢。139分があっというまに過ぎ去る。キャストも脚本(市川森一。だが大胆に現場改変されている様子)も最高。



原作は、映画化に際しハズレが少ないようにもおもえる(これもよく知らないわけだが)重松清の同名小説。延々と繰り返されるモチーフ。そして真っ当活なテーマに旺盛な実験精神。予告でややオーバー気味に取沙汰されてた永作の泣きながら化粧落とすシーンなど、本編ではおそろしくそっけなく流れてく。このサラッとしたしなやかな感覚?そんじょそこらの単なる退屈な難病モノに一瞬たりと堕さない気高さ崇高さがある。永作・ナンチャンの夫婦芝居っぷりが大変素晴らしかったし、なんつうか中てられちゃったなー的な具合(後半のナンチャンの健気さがやばい)が心地よいほど。だが個人的には宝生舞の、かわらぬ愛くるしさとあざとさのほうに本気でノックアウトされた。

その日のまえに

(21日、フォーラム2)
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