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ベンジャミン・バトン 数奇な人生 (2008)
2009 / 03 / 20 ( Fri )
前提が数奇すぎる…つうかまあ、呑み屋での与太話を逃げることなく本気で映像化に挑んでしまったら…?それもデヴィッド・フィンチャーなんつう(多少マイルドになったが)ヴィジュアル至上主義っぽい奴がよ。ブラピとかケイト・ブランシェットとかも本気なのやら…。長いが、ネタがネタだけに端折るわけにもいかないしなあ。

ベンジャミン・バトン 数奇な人生
産まれおちたときからなんかしらんが他人とちがうベンジャミン・バトン君。外見が完全に老衰死しそうな老人の姿。親切な養護老人ホームに捨てられて、実際の老人連中とともに幼年期を過ごす。そこで美しい少女デイジー(こんときはエル・ファニング)に出会うのだった…。っていう筋。導入と語りは死の床につく現在のデイジーが勤める。特殊メイクでブランシェットが80歳の老婆をガチで演じてんだが、彼女のこの語りが全編これから続くのかよ…とおもったらくじけそうになる。さいわい、わけありっぽい見るからにだめんずな娘(ジュリア・オーモンド)が脇についてベンさんの日記を読みあげるスタイルになる。

数奇数奇って、主人公の設定だけで、大戦が挟まれたりやらあるものの、そんなけったいな人生ではない…とおもう。なぜ老人として産まれおちて、年経るごとに若返っていくのか。そのへんの原因やらがまるで示されず、教育受けられずホワイトカラーな仕事(ちいさい船の荷役とか)についたため生い立ちを探るといった展開にもならない。でもまあそれなりに…見せる。なぜって、それって普遍的だからだよ。誰しもが経験しているであろう由無し事を、見た目のちがいで極端に困難にさせて面白くみせている。

だってさー。外見が老人な少年が性に目覚めたりとか(娼館通いのためにアルバイトに精出す)、一見壮年な青年が出張先のロシアでゆきずりで人妻(ティルダ・スウィントン!なんつか、ツンデレなの)にハマっちゃうとか、そうこうしてるうちに開戦して船が軍に召捕られて戦争体験しちゃったり(交戦シーンの導入あたり煮詰まったかんじがして最高)。…まあ、そんなに普遍的でもないか?でもまあ、歴史の荒波に漂う木の葉のようなかんじというか。長々とベンジャミンさんの人生を語られて、ついでに惚れたデイジーのことも、一緒に語ろうとしている。テーマは、基本的にはひとっていうのは孤独なもんなんだ、ということと、永遠はあるんだかないんだかわかんないけど完全なものはないよね、ということ。

ひとふたりの人生をまるごと描いてるもんだから、幼児期から壮年、老年期までぜんぶ技術と演技でなんとかしてんのね。さすがに複数で演じわけしてるけど、まあとにかくブラピとブランシェットの自然な変容ぶりに驚く。わけても小娘演じるブランシェットって!たぶん本人だとおもうが、美しいです。若造なブラピもそうだけど、ひょっとしたらシーン単位でレタッチしてツルツルにしてんのかな?んまあ、とにかくそういう特殊メイクやVFXは見ごたえがある。演出的に謎な一貫性のなさ(雷に撃たれるおじさんの挿入とか、パリで事故に遭うまでのリピートなど)がきにかかるが、最終的に逆回転する時計にハリケーンの濁流が呑まれるあたりで強制的に納得させられる。なおターセムがバイトでブラピの放浪シーンを撮ってるみたいですよ…。

ベンジャミン・バトン 数奇な人生

(19日、ムービーオン シアター5にて)
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