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オーストラリア (2008)
2009 / 03 / 21 ( Sat )
じつは全然たいした話しじゃないが、万物創生かこの世のおわりであるかのごとき大仰さで、絢爛さで、派手さで、事をすすめるのがバズ・ラーマンの手口。『ムーラン・ルージュ』では世紀末の巴里の夜を絢爛に彩って躍動と退廃をなんつうかゲイタッチ?ゲイセンス?なんかしらんが天井しらずのアッパーさでそれら見せつけまくってた。今回はルーツ回帰的な話し。でもまあおんなじ。外見…重要なのは見てくれしかない。人種問題とWWⅡがこんなに陽性に描かれてしまうのが…この21世紀なんでしょうか。そんな、ご当地観光ロマンアドベンチャー。

オーストラリア
多少じゃじゃ馬入ってる英国淑女のニコール・キッドマンとオージーの野生児がまんま成長したみたいな粗野で野卑で…でもまあフェロモンだけは無駄に漂うヒュー・ジャックマンとがよ、困難克服しつつ、生まれ育ちがちがうのにかかわらず惹かれあっちゃって…っていう筋に利権(軍に牛肉卸すの卸さないの)やら先住民プロブレムやら呪術的なフォルム描きつつ、あと残虐な日本軍による空爆やらが、かの地の、政府公認なかんじの雄大すぎる大自然(と、相変わらず不自然すぎるマット画背景)をバックにメガミックスしてく。万が一ヒュージャクみたいな、ゲイ受けの宜しそうないい男が沢山いそうな、そういう勘ちがいを催しそうだが、観光映画としてはそれもアリかな、と。

かように著しく時間経過の狂った作劇が、大層なスコアにのっかって紡がれる。わるくはない…わりかし早い時期に土地に馴染んじゃうキッドマンよりも、ついたばっかの頃の異文化に触れちゃって動転してるキッドマンのほうがコメディちっくでかわいらしいし好みだし、脇汗滲ませて相馬野馬追(てきとう)がんばってて好感。少女の歌声が世界を救い、戦況を変える…みたいなジャパニメな話しでなく、本作ではだいたい少年だし、救うというよりコミュニケや認識の意味でそれが使われている。だが本作が真相としてアボリジニの生活をとらまえていたとしたら…?ブッシュマンとかカニバルものがあながちウソじゃないってことの証左になるようなきもする(確認できたとは云わないが)。

ストーカーみたいな爺ちゃんもべつにいいよ。ワニごときで代替わりしちゃうオージーの牛肉業界の件もべつにいい。ただ難点を云えば…ある意味終盤のクライマックスになったはずの日本軍の空爆になんらの画的フェティシズムをかんじられなかったのは大問題だろう。クライマックスだろ?そんなこんなで、おれ個人としては、ファミリービジネスとして野馬追して、なんやかや新鮮牛肉を軍に送り届けるまで(ナラがウォークアバウトに出る前まで)の2時間がたのしかったです。

オーストラリア

(フォーラム2にて)
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