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ディファイアンス (2008)
2009 / 04 / 02 ( Thu )
おれは昔から…案外エドワード・ズウィックがきらいじゃない。むしろ大すきなんだよ。そう、試写会に応募して『グローリー (1989)』観てから―。以来、基本的にこのひとの映画は変わらない。遅く帰って親にこっぴどく叱られた仄暗い記憶とともに、映画は映画館にカネ払って観るもんだと教わったのはズウィックのおかげだ(得意げにブログで、試写会で観ました~~☆とか書いてる奴は皆しねばいいとおもう。…嘘だけど)。そしてズウィックは本作でもいつもの、かわりばえなく、ズウィックだった。ただ単に戦争映画だっていうだけでなく、なんつうか…妙に生真面目でガキっぽいトコとか変化してなくて、そんなトコが最高ににくめない。

ディファイアンス
第二次大戦中、紅葉狩りやキノコ狩りなんかの季節・ベラルーシの森のなかでナチスに狩られそうなユダヤ人らをまとめてドーンと面倒見るビエルスキ3兄弟の奮闘記。長兄はダニエル・クレイグ(ダニやん)。新ボンド襲名の際、ナチっぽい顔だとかつて揶揄されたダニやんだが、今回はそのナチから同胞ユダヤ人らを助けまくってパルチザンを組織する役。と、いうよりもズウィックのネタセレクト感性はいつもそうだが、主人公なし崩し的に助けちゃってるパターンね。ほっとくとドンドン世話にしなきゃなんねえユダヤ人が増える。ウワサ聞きつけて助け請われて、ノーと云えないダニやん。そんなバカアニキに付きあいきれず兄弟げんかも頻発(そんでひとりは大幅離脱、ロシアに遊軍として加わる)。それでも森でキャンプしながらおなじユダヤ人同士じゃん!仲良し!ってかんじでたのしく過ごしてたのだが…って筋。

観てりゃだいたいそうだが、ズウィックの映画はいつもいつも、戦争が舞台。時代や国や民族がちがえど、強制的に歴史の転換点を迎える、そのタイミングに、妙にストイックで利口でない好漢というべき男達のむさくるしいドラマが、多少の自己犠牲ーとか、愛すべき守るべきものーとか、リーダーシップーとか、あとはお得意の戦争描写が仰々しいスコアに乗って描写されるのが常だ。今回もまさしくそう。ジェームズ・ニュートン・ハワードの、なんだか印象にのこらない劇伴とともに、結局(おそらくニール・コーボールドの指示による)空爆で塹壕ドッカン手榴弾で自分ドッカンじゃねーかっていうアクションを配し、おれをよろこばせる。

そのー…本作、なんだか最初はすこし違和感あった。なんつうのか、なんで森なの?とか、なんでこんなにユダヤ人が増えるの?とか。兄弟げんかばっかりで一体なにをダニやんに背負わせたいんだ?と謎めく。その後は徐々にだがのってきた。断り方知らないだけでなんとなく祭り上げられたようなダニやん。でも、あからさまでなんら省みることもなく親の復讐を果たしたり、集団リンチ受けてるドイツ兵に対し捨て犬のような目つきで眺めてるだけだったり、辛らつで乾いた描写も散見。事実そうだったのかもしれないが、ダニやん妙に人間的。アル中だったり、風邪ひいて弱腰になったり、命からがら森を抜けてもブルブル震えちゃったり…そういう弱さが出てて、それが人間的魅力や深みにつながらないあたり(本人は是非ともつなげたいんだろうが)、まさしくズウィックの限界なんだろうなーって、相変わらずほかの作品とおなじような感慨受けた。だから…いいんだよな。

ディファイアンス

(フォーラム4にて)
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