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机のなかみ (2006)
2009 / 04 / 22 ( Wed )
仲里依紗の飾らない原石な魅力を鷲づかみにしてみせ、麻生久美子の正しい運用方法を世に知らしめた、という意味で一部の好事家を唸らせた『純喫茶磯辺』を撮った吉田恵輔による作品。とにかく、習作だとおもって我慢して観た。…けっこう、しつこく、うざったい映画。

机のなかみ
かわいらしい受験生(鈴木美生。たしかにかわいらしいが、ポスト宮崎あおいってプレッシャーなだけじゃ…)。とその家庭教師(おれよくしんないけど、あべこうじとかいう芸人風情)、あと受験生のあこがれている男子生徒とその彼女、あとカテキョーの同棲相手とか、あと受験生の親父さんとか…そういう、おもいつく範囲のなかでの狭い人間関係のなかで、グズグズなやりとり…情愛とかが語られる。しかし、あまり濃密にならない。そのへんは作り手も対象になる登場人物もどっちも若いから。加えて大人な視点が(ほぼ)ないから。受験生の親父さんなんて、ああいう撮り方じゃ娘に欲情してるとしかこちらは取りようがないわけで。

うー…基本はただのラブコメだが、時制を前後させリピートさせる、いわゆるタランティーノ世代?それってふるくね?…とにかくそういうスタイルで、尚且つある時期の塩田明彦ふう悶々青春ドラマを展開させようという、新味があるんだかないんだかわっかんない試みが本作ではなされている。ある程度の成果は挙げているとおもうが、だがこんなどうでもイイ話しを別視点でプレイバックして一体なにがたのしいんだろう…浮かび上がる才気は否定しませんが。個人的にはカラオケBOXの執拗さとか、「リップ(クリーム)貸して」が云々の執拗さとか、カテキョ役のあべこうじの、芸人出特有のギャップ漂う演技とか、あと親子風呂が印象深く、無駄にココロに突き刺さった。

机のなかみ

(DVD鑑賞)
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