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ワルキューレ (2008)
2009 / 04 / 12 ( Sun )
世代的には、しつこいようだがナムコのアクションロープレとか、河森正治の一斉風靡したデザインなんかを連想しちゃうんですがねー。ここんとこ大味なコスプレアクション大作ばかり手がけてた印象のあるゲイのブライアン・シンガーが、トムクルを迎えて撮った…なんとナチスネタ。これだってある意味コスチューム・プレイ。事実を基にしてるらしく…こう、弾けきれないでもどかしそう。

ワルキューレ
第二次大戦末期のドイツ。トムクルはナチスドイツの将校さんで、このままだと祖国ドイツがやばい!って憂いじゃって、でもけっこうそういう憂国してたひとたちが現実いたらしくて(テレンス・スタンプとかケネス・ブラナーとか、あと『アンダーワールド:ビギンズ』でがんばってたビル・ナイとか)、そういう連中と一緒にヒトラー暗殺+クーデター企てるのであったが…。

だいたいヒトラーがどうやって死んだかなんて誰しもわかっているし、そういう意味では結果が先に見えているためもあってか、筋追うだけなのになんだかイチイチ面倒くさいきもちがたまらなくしてくる。なんつうか…トムクルの抑制したつもり演技云々じゃなく、もちろんあのツラで米語介しながらナチの軍装に身を包んでいるその違和感云々にもじゃなく、ただイライラがつのる。死んだ目して、けっきょく華のないカリス・ファン・ハウテンにしろ(あーあとワルデマー・コブスが出てたね~)、肝心なときに役立たずなビル・ナイにしろ、そして目視のみで事を急いたトムクルにしろ…事実だから!こういうもんですよ!っていうグズグズした煮えきらない頼りなさがあって…でもなんであんなに自信満々なのか、それも謎だ。

撮影はシンガーの作品をいつもしてるニュートン・トーマス・サイジェルというひとで、質感がいっつもツルツルしてるのね。なんだかそういうあたりも、嫌気がさしたなあ。ヘンに銀残しとかよりはいいけど…。作中一番面白かった時間は、トムクルが着替えして小型爆弾をブリーフケースに入れようとして、でも焦ってしまってなかなか入らないあたりの数秒間ね。反面、ブリーフィングしてた小屋が吹っ飛んで以後の退屈さは無限にかんじるほど。…きがかりなのは、有名俳優が出る適度のバジェットの映画で、最近"○○(国名入る)のシンドラー"みたいな映画やたら多いじゃん?戦中、酷いことしてたあの国にもこの国にも、こころ優しいひとはいたんだ!みたいなさ。そういう主張を繰り出す映画がよ。なんかね、そういう傾向に疑問かんじてしまうのだった。

ワルキューレ

(ムービーオン シアター6にて)
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