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グラン・トリノ (2008)
2009 / 04 / 29 ( Wed )
イーストウッドのフィルモグラフィーをキッチリ押さえてきた真面目なひとなんかだと、そりゃもうかんじいるところは沢山あるんだろうけど、おれみたいにピーチクとついばむ程度で、『チェンジリング』も諸事情があって未見なんつう、トウシロつか新参には理解しがたい滋味がブワーなんだろうけど、でもなんつうの?そんなおれでも泣けて泣けて仕方がなかった。このところのクローネンバーグにも似た、直球感がたまんなかったのだ。

グラン・トリノ
いまだにバックインザ50'sな、時が静止したかに見えるウォルト・コワルスキー(クリント・イーストウッド)。妻に先立たれるも、身内である息子やその家族らとまったくもって折り合いがつかない老境を邁進、孤独のうちに愛犬デイジーと愛車72年製フォード社製グラン・トリノと過ごす日々。そんな彼の愛車を強奪しようと隣家のモン族のジャリボーイ(ビー・ヴァン)がノコノコやってくる。追い返すが、なんつうかモン族のはねっかえりなチンビラ風情とか、そういうのが絡まって煮詰まって、イーストウッド一流のおとなの時間、説教大会の幕開けとなる。

なんつうかもう最高で最高に泣ける。四の五の云う必要がない。とりあえず観ながら、貧弱なおれの脳内では篠崎誠の『忘れられぬ人々』なんか想起したが、でもまあ、ベタっちゃベタだよね。直球で、倫理的にぶれてない、ないしは求道的に倫理観をキチンと構築した北野武映画…ってきもした。神学校出たての27歳の童貞の若造神父(クリストファー・カーリー)に、最後は懺悔する。案外、イーストウッド、なよなよしてる。

規模そのものは実にちいさな話しなんだが、だが胸打つサイズのお話しって、こんなかんじなのでは。個人的にガンガン泣けたのはジョン・キャロル・リンチ演じるイタ公の床屋とタオとの会話術ロールプレイングね。おとなのトークってこんなだぜ!って指導するイーストウッドの、適切さやきめ細やかさにおいおい泣けた。さっそく応用編となる現場監督とのやり取りにも(きっと、コワルスキーは事前に一本電話入れてたとおもう)。あとさー、モン族のひとらの供応に戸惑うイーストウッド!すてき!あんなジジイになりたいよ。だが…そのまえにこなさなきゃならん壁が多すぎる…。

グラン・トリノ

(ムービーオン シアター5にて)
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