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グッドナイト&グッドラック
2006 / 05 / 21 ( Sun )
本作は、いわゆる米国50年代初頭の「赤狩り」、「マッカーシズム」に真っ向から挑んだTVジャーナリストの草分けエド・マローとそのスタッフ(CBS)たちを描いたドキュメントタッチの映画。

監督は…ジョージ・クルーニー(製作には例によってソダーバーグも)。

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全編強い濃淡のついたモノクロームが印象的で、シャープで無駄のない印象(尺も短い)。
もっといえば、その作品テーマ含めおもわず「か、かっこいい…」と唸ってしまう。

共産主義の弾圧に伴い、マスメディアもその息苦しさの只中にあって「自らの良心に問うても、この情況はおかしい」とマローらは自分たちに課せられたTVメディア人としての行動をとる。

当然、ジョセフ・マッカーシーら議員や軍やら保守系メディアが外敵としており、内部にも事なかれで済ませようとする連中、CBS上層部やスタッフ、スポンサーらがおり、両者の板ばさみになりながらも敢然と現状への疑問を呈してゆく。

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作品テーマに見事沿った全編貫く緊張感。
それを可能にした抑制した演出、そして役者陣の演技と台詞回しに痺れる。
役者のスキル合戦…エドワード・R・マロー役のデヴィッド・ストラザーンが劇シブい。
あと…あまりにも悲しい最期でなけたホレンベック役のレイ・ワイズがヤバかった。

「自由の国」アメリカを、ウチからソトから告発する映画が、ブッシュ政権発足以降…こと同時多発テロ以降異様に増えているが、本作もそれらにもれず、なおかつ屹立して輝いて存在する作品だ。
作中でも語っているが、偏向しない報道がないのと同様、この作品も充分「偏向」している。
云いたいことが間違いなくあるのだから仕方なし。おれは『シリアナ』よりこっちを支持するよ。

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余談ですけど、本作は共同制作に東北新社が加わっています。
別にナニカ云いたいわけではありません。

(フォーラム2にて)

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