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インスタント沼 (2009)
2009 / 09 / 12 ( Sat )
これ毎回三木聡の映画のこと書くとき並べてる字句だけど、なんつか、まあまあ映画っぽいと云いますか…(かろうじて)映画らしきもの、になっているというか。や、十分おもしろいからいいんだけどね。場数踏んでるだけ、撮影回数や経験重ねてるだけケラさんとか松本某とかとは、まるでちがう地力が毎度出ているようなきはします(大人計画関係は問題外)。到底シラフにはおもえない麻生久美子が、即席でスワンプ?ようするに沼を眼前に創出するという…ある意味、彼女の出世作であるイマヘイの『うなぎ』にも似た、でもエロさのかけらもない一本。

インスタント沼
くりかえすが、とりあえず美人は美人なので、だまくらかして連れこんで、瞬間コッチがイイ目にあってみても、長い目で見て、トータルで収支見ると間尺に合わないかんじといいましょうか…厄介というか。いやまぁ多少奇矯におもえる…正直、閉鎖病棟から床数の都合で出てきたみたいな麻生久美子サマが、ミロを濃い目に作って毎朝食したり、ふせえりらと怪奇スポットに出かけたりニンニクラーメン手繰ったり、オサレ雑誌の編集長の職を辞してみたり、家財道具一切うっぱらってみたり、飼ってるウサギ逃がしてみたり、瞼の父(風間杜夫)と仲良くなったり…商売始めたりそれが成功したり…ファッションパンクス(加瀬亮)と一緒になってインスタント沼こさえたり…。ドラゴンボール得るでもなく、『竜の子太郎』ライクなスペクタキュラに遭うでもなく…ただ、不可思議に、渦が巻かれて、土蔵のツチやら濃い口のミロやらが溶け出す。あふれ出す。

中庸感覚がきらえない。ケラさんほどドライでなく、松尾スズキほど血縁の情が淀まない。かといって、振りっぱなしでなくわりかし丁寧に回収もさせる。真面目なひとは、そりゃ怒るだろう。でもなんつか、この位のぬるま湯加減が丁度よい。これまで以上に、画でちゃあんと説明しきる(美術は磯見俊裕。見事)。そうこう、労力や予算のまぶり方が心地よい。…てゆうかさ。なんだかんだと、おれもあんたも、麻生久美子のことがすきなんだよきっと。どうのこうのは期待できないが、家事もダメっぽいかんじだが、でもいまだ、邦画を邦画たらしめるミューズであることにはちがいない。つきあい始めたらばよ。最初の数日は、ついつい、愉しそうなかんじだよなあ…。

インスタント沼

(6日、フォーラム1にて)
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