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ディア・ドクター (2009)
2009 / 09 / 13 ( Sun )
体調や精神的なモンもあったんだけど、観おえてよ、こう…なにもしたくなくなった。投げ出したくなった。脱力したままでなにもしたくない。簡単に云うと、落ちこんだ。カーステから流れ出そうとするCDも止めて、呆然としながらクルマを会社へ。当然の事ながらなにも出来ないわけですが。邦画でこういうヘトヘトなきぶんを味わうのは久々。そういう意味ではたいへんな作品だとおもいました。いい映画だ、だなんて云うつもりはないけど。以下、ネタ割れてるかもです。

ディア・ドクター
お話しは、松重豊と岩松了の刑事ふたりの聞き込みに過去バナシが割って入るような構成で進行する。舞台は限界集落ライクな山奥のヴィレッジ。そこに、研修医(瑛太)が来るの。この村には、村民から慕われまくってる鶴瓶医師と余貴美子ナースがおりまして…。無医村だった村に、乞われるようにやってきてセンセイ!センセイ!と崇められてる鶴瓶に、チャラ男だった瑛太は次第に憧れだす。こういうのが本物の医療じゃね?的に。そういう青年の成長物語と、じゃあなんで無医村だったわけ?でなんで鶴瓶医師が都合よくヒョコヒョコ来るわけ?っていう現代医療の暗部をえぐり出すテーマも同時進行(香川照之が出入りの薬問屋を例によって熱演)。八千草薫と井川遥とで、親子問題やら都会と田舎の問題、老いの問題なんかも取り扱う。もうねえ、唸るしかない。西川美和うまい!としか云いようがないよ。

ぶっちゃけ、医療ってなんなのよ?っていう問題を突きつけてるのね。医者はカネになるよねーいいよねー的な挿話もチョコチョコまぶされるが、基本、いなくちゃなんないのに、なんで現実はこんななの?っていう冷たさがそこにある。作中、三人の医師が出てきてさ。せめぎ合うわけよ。ひとりは、正当な手段に則って出来上がった研修医。とはいえ半分アマチュア。もうひとりは、都会の循環器医。田舎のそれと対比されるわけではないが、でもまあ忙しいのはわかる。老境の母親には年に一度しか会えないほど。そして最後、無資格医。完璧アマチュア。でも香川の云うとおり、カネ目当てだったのが次第に命綱握る快感に目覚めて(その直後松重は「それってマスタベじゃ?」と云って冷水ブッ掛ける)、あと救命救急の現場経験のあるナースに助けられまくって、ほめられて育つ子。

どれがどう正しいか、正しくないか、ではない。そんなことは問うてない。そこまでさもしい話しでも、単純な中身でもない。各々、立場立場があるだけ。コトの真相がつまびらかになるにつれ、松重の真っ当すぎる正論がむなしく響く。かきむしられるような話しでさ。あと医療従事者ってやっぱ大変そうで、井川遥をみてると、余貴美子をみてると、なんだか云い様もない感情に駆られた。受けとめてやれよ誰か。…やっぱ、いい映画なのかもしれない。

ディア・ドクター

(フォーラム3にて)
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