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マン・オン・ワイヤー (2008)
2009 / 09 / 13 ( Sun )
すごすぎて声も出ない。神とか美とか芸術とか、そういう文句が頻出するのも納得。サティの「ジムノペディ」が鳴ってもまるっきり嫌味ならない画面が、果たしてこの世界に、果たして幾つある?幾つあったよ?曲芸とか芸妓とかいう凝り固まった見方はタイトル前に滅失。その行為ははっきりとした犯罪で(綱渡りきった主人公フィリップ・プティは例外なく、直後当局に連行される)、だが神秘的で霊的な静謐ささえ湛える。相当感動的。でも観たときの体調が最悪だったよ…。

マン・オン・ワイヤー
幼いとき歯医者の待合室で見た雑誌の画。ワールド・トレード・センターのツインタワー…にインスピレーションを得てしまい、それ以来あのバカでかくバカ高い建物の間を、綱渡りしたい!したいしたい!…そんな稀有すぎるドリームを携えたフィリップ・プティ少年。大道芸人としてのキャリアを進みはじめるのと同時に、各地で当局にご厄介になりながら巨大建造物間の綱渡り、というニッチな挑戦を繰り広げる。目標はあくまでWTC。おもいつきや衝動でどうにかなる物件ではない。反社会行為でもあるし、なにより落ちたら死んじゃうんだぜ?そんな危険極まりないチャレンジを、仲間らと綿密な調査や議論やトライアル繰り返しながら、内通者や裏切り者脱落者、恋人や親友の現在の証言をクロスさせながら、ものの見事に眼前に再現。問答無用の奇蹟が、神のみ業が、執り行われる。震える。

震えるのはいいんだけど、局部も震え、凝固する。無論、体温も上昇する。ドローンと目蓋も重くなる。昨夜のサケが抜けてない。「串家物語」仙台駅前店でしこたま喰った串揚げが、しこたま呑んだウーロンハイが、まだ体内に残っている。眠りの泥濘へとおれを誘いこむ。3番スクリーンには、作戦決行前の緊張が走っている。はっきりと連中のやっていることは、みつめるキャッツアイライクな計画犯罪だ。綿密さと現場でのイレギュラーと、咄嗟の判断。おれはといえば…深遠な歩みにあわせて、気絶と覚醒を繰り返していた。それはそれで、深く静かな興奮状態。愛・旅立ち。愛・おぼえてますか。渡りきったプティはミラクルが解ける。セレブになってグルーピー喰いに勤しむ(オチとして、昔馴染みの惚れた女から逃げられる)。…それって夢の終焉。ああ、そういや音楽はマイケル・ナイマンだった。ドラッグ・ミー・スルー・ザ・マイアー。

マン・オン・ワイヤー

(フォーラム3にて)
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