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しんぼる (2009)
2009 / 09 / 22 ( Tue )
画的な満足に相当関心がある様子、としかおもえない。わるいこっちゃないんだけど、正直映画館で観なくてもいい内容になってしまっている。映像作品として秀でているが、残念ながら映画でない。松本人志の前作『大日本人』は、青さいびつさ含めて映画であらんと断固、屹立していたが、本作はそうではない。どっかで腰が引けている。うまく説明できないけど、するきもないけど、これってNHKスペシャルの内製CGで晩飯時に感動するとかと同種のエモーションだよ?

しんぼる
冒頭、超ロングの水平線の彼方から、黄色のピックアップトラックが疾走してくる。メキシコの、ルチャリブレのスターの半日と、監獄のような部屋で狂気に苛まれる男(松本人志)の振る舞いを交互にシュート。最初の部屋は覚えゲーのような構造。パターンを編み出してゆく。食べ物を粗末にするのはよくないことだが、食べ物をオモチャにするってやっぱおもしろいよね。ここ十年以上、お笑いやっている松本人志の姿見たことないが、身体張ってんな~って印象。一方、ルチャリブレのシーンになると印象ガラリかわる。映画的すぎるきらいがあるものの、チンコ部屋のルックも含め、松本の美意識の高さをかんじる。

苦労してたどり着いた次の部屋。チンコスイッチを下にさげて世間一般(下界?)に及ぼす影響は、やはりルチャリブレのシーンが最も印象にのこる。積み重ねがあればこそだけど、CGIでもこんなギャグが描けるんだ…ってけっこう感動した。続く展開だが…哲学的って感想を松本は欲してるのか?『カッツィ三部作』的、有象無象。生命神秘やエラー事象、風物や出来事事件事故の曼陀羅でコラージュ。最初のガラクタがバンバン出てくる部屋なんかは、キューブリックやヴィンチェンゾ・ナタリ、ピーター・グリーナウェイみたいなかんじがしたが、仕舞のグルになった松本の飛翔感とバックのコラージュの具合は、近年の作品ではアレやんの(やはり)『ファウンテン 永遠につづく愛』を勝手に想起した。ちょっとネタのセレクトが恣意的だが。

くり返すが、通底する美意識の高さが甚だきにかかる。意味なく、高すぎるきがする。ポスプロに相当のカネと時間を注ぎ込んだのが十分伝わる。でも、おれは美術工芸品をみにいったわけでなく、映画が観たかったんだよなあ…っておもいました。なお撮影は遠山康之、VFX監督は瀬下寛之、VFXスタジオはカシオエンターテイメント株式会社が担当。振り分けはわからないものの、必要にして十分な画作りには達してるので、かなり水準高いとおもいました。

しんぼる

(フォーラム5にて)
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