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あんにょん由美香 (2009)
2009 / 10 / 10 ( Sat )
いろいろな意味で、いや面倒なこと抜きにして確かに真の意味で、おれもレンタル屋の店先で大変お世話になったという意味で唯一無二の"映画女優"である林由美香の、"新作"。…監督は『あんにょんキムチ』の松江哲明。まあ、それだけでクンクンと漂うものはあるし、優先枠とは云わないまでも(でも数年前中央公民館で『あんにょんキムチ』かかってたよね。まぁ観に行きましたけど!)それだけで山形国際ドキュメンタリー映画祭で何らかのかたちで上映されてしまうんだろうなあ…と、おもった。作品の出来不出来はどうあれ。…ひとことで云えば、かわいいかんじの作品。

あんにょん由美香
内容は、男たちが語る憧れのオンナ、林由美香について…みたいな、ともちょっとちがう。なんでかしらんが監督自身のアイデンティティに触れてしまうんだろうけど、林由美香が亡くなってまもない頃、彼女がタイトルロールを演じた韓国製エロ映画である『東京の人妻 純子』が発掘されて、彼女周辺の好事家らがワーキャー云ってるさなか、作中の女優としての林由美香に惹かれてしまったために、なんでこんな作品に出演し、撮影が行われ、なぜ死後こんなに面白がられ、ついでに主演女優のインサイドだとか、まつわるあたりも詳らかにしてしまおうという欲張りな映画。基本的に先の、面白がってた連中(柳下毅一郎や中野貴雄)を端緒に、かつて主演女優を作品を通じてイロイロ交流のあった大先輩でもある男たち(カンパニー松尾やいまおかしんじや平野勝之)への巡礼経て、じっさいに撮った連中に会うため韓国に行く…って筋。端々で問題の『東京の人妻 純子』の筋も紹介される。

上映後のティーチインで、監督は、あくまで『東京の人妻 純子』を足がかりにした林由美香の新作として作ったのであって、追悼作品みたいな真似はするきがなかった、とはっきり明言している。私的だったりアウトテイクス的なフッテージは使わない理由として、先の発言があったのだが、でもだが、なんつうか割り切れない、奇麗事でとまってるかんじもすんのね。たとえば、5分間PC預けられてしか知りえない程度の林由美香の(通り一遍の)生い立ちだったり、死因なんかにも検証や踏みこみが全然無い。本作は追悼でも暴露話でもないんでね、と先回りされたようなきがしてならない。彼女の生い立ちや死の情況なんかに立ち入らないのはなんだか不全なかんじがしてならない(だったら監督どもへの巡礼シーンをカットしろ、って話しになるが、あそこは外せないんでしょ?)。

おれが一番よかったな、とおもったのはカンパニー松尾が出てくるところだね。普段の、ハメ撮りしてるときと(あたりまえだが)ちがう、テレやらなにやらがあって、でもそれって思い出したり、って、追悼なんじゃん?線香あげたいって云って、タバコふかすトコとか本当にたまらなくなった。このきもちは追悼なんだともう。

***

話しかわるんだけど、12日夜に「さよならミューズ!」って企画が催されるらしい。そこに松江監督も出るんだそうで。なんか、この映画祭に基本興味のない人間だからか、なんなのか。おれそういう感覚がわかんないんだよね。まあ松江さんは自分の作品がかかったから(『あんにょんキムチ』)、って理由だけなんじゃないの?

1991年の第2回山形国際ドキュメンタリー映画祭から18年間に渡り、映画祭の主要会場のひとつだった映画館ミューズが閉館した。長年の歴史と、数多くの映画上映、作り手と観客の出会いの場を偲ぶ特別「追悼」イベント。スライドや映像で歴史を辿り、世界から集った監督・スタッフ・ボランティア・観客が思い出を語る。2003年の「ラジオ体操の時間」の再現や、本邦初公開の「蛍の光」カラオケ映像で歌いながらお別れをする。

実際問題よ、ミューズの、小屋そのものは厳然とあるわけよ。閉まってるだけで。だったら、なぜ急遽で臨時でもいいから一時再開して今回の会場提供しないの?一見、宮崎合名社関係はなんの協力もしてないようにおもえるんだよね(いっぽうでフォーラム側は今回、駅西ソラリス1番スクリーンを拠出)。なんかちがわない?加えてシネマ旭だってあんじゃん!HUAUに貸し出ししなかったのも、いまだにおれは腑に落ちてないんだよ。

あんにょん由美香

(山形市民会館大ホール、YIDFF 2009 ニュー・ドックス・ジャパン)
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