スポンサーサイト
-- / -- / -- ( -- )
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | page top↑
ATOM (2009)
2009 / 10 / 16 ( Fri )
おもったよか、相当面白かったというのが正直な感想。云いすぎかもしれないが、でもまちがいなく『ホッタラケの島 遥と魔法の鏡』よりはマシだった。ひょっとしたらりんたろうの『メトロポリス』なんかよりも手塚だったかも…。ちゃんとハムエッグが内海賢二だった!とか、そういう原作に忠実かどうかはさておき、原作への愛はあった。手塚治虫はもとより、日本のマンガやアニメは基本好戦的なんだから。未来や創造の先にも破壊。そこにバッチリ焦点合わせてきてる。監督はデヴィッド・バワーズというひとで、音楽はジョン・オットマン。オリジナルの声優はハリウッドで固めてるが、製作は香港のIMAGI INTERNATIONALというトコ。側は洋風だが中身は結構アジア風、和風。

ATOM
相当先の未来、ロボットが人間の代わりをしてくれる程度に発達した世界で、アッパークラスのひとらは空中都市に住まい、地上は廃棄されたロボットの捨て場と化していた。天才科学者である役所広司が、政局に阿ってあろうことか愛息である上戸彩を新型兵器実験中に事故死させてしまう。途方にくれた役所、その頭脳でもって死んでしまった上戸をロボットとして蘇らせてしまう!ここまで、だいたい20分。上戸はロボットになったものの自覚がない。また役所も、なんだか上戸に違和感かんじてしまって毛嫌いしてしまう。なんやかやあって、上戸は地上へ。林原めぐみら地上のスラムキッズらと仲良しになり、自分の名前をアトム、と名のるようになる。ここまで45分。

かように、アトム生誕の流れをみっちり、端折ることなく描いてる。オリジナルとの差異はしらないけれど、しかしなんでここまで執拗に描くんだろう…とおもったよね。物語ではひじょうに好戦的で、類型的な、判で捺したようなキャラクターしか出てこない。実子のトビーの死ぬところなんて残酷極まりない。テンマ博士も異常者にしかおもえない(役所のアテレコもひどい)。お茶の水もなんか中途半端間が否めない。でも、なんだかんだでノッて観てしまう。役所の、セリフ喋れてないくせに妙な濁しかたで持ち味っぽく演じてしまう手癖のついた演技が鼻に付くが、役所は途中でいったん消える。そっからは上戸の凛としたアトム、本当に心地よかった。林原とのやりとりも愉しい。

物語りはアトムの自分さがし、居場所さがしに終始する。最終的に、自分を否定した父親のいる世界を救うことで居場所を見つけるのだが、もうなんつうの?クライマックスはヴァーホーヴェンの一作目『ロボコップ』や塚本晋也の『鉄男』を想起させるような、奇妙なおかしみとダークさが共存する事態に。ずーっと着衣だったアトムだが(相当違和感が)最後は裸ん坊に。所詮箱庭のなかの戦いでしかないし、どこかで観たことのあるような内容。でも、なんだかよかったな。もうすこし客入ってもいんじゃね?

ATOM

(15日、ムービーオン シアター4にて)
映画 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<ゴースト・ドッグ (1999) | ホーム | 映画監督って何だ! [Cut!] (2006) 特別上映+著作権シンポジウム>>
コメント
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://daliandisease.blog47.fc2.com/tb.php/2141-ca52e85f
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。