スポンサーサイト
-- / -- / -- ( -- )
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | page top↑
扉をたたく人 (2007)
2009 / 10 / 18 ( Sun )
原題は"THE VISITOR"。わかりづらい邦題だが、観終えるとしっくりくる。とかくこの世は不寛容が蔓延してるよなー。そうおもった。かといって、それに対して、自分の目で見ないで断ずるような風潮に対して、なんらの対抗策もないようにおもえる。だっておれ自身がそういう傾向の強い人間なのだから。本作、声高に主張するではなく、ひっそりと異議を申し立てる。品がある。どっちが扉をたたくのか、そういう問題。

扉をたたく人
コネティカットに、20年間講義ノートの中身がかわらない大学教授(リチャード・ジェンキンス)がいて。愛する妻に先立たれて以降、ずっと忙しいそぶりをして、実際は茫漠とした空っぽな人生を送っていた。いやいや代打で学会で発表しなくちゃになって、久方ぶりにNYのアパート行ったらば、そこに不法移民の若いカップルがスクウォッティング…じゃなくて、どっかの誰かからだまされて住んでたの。男はジャンベ使いで女は自作のグッズを売る露天商。その程度の経済力であんなアパートに住もうというのがそもそも問題なきがするが…ともかく三人の、奇妙な共同生活が始まり、序盤はアフロビートに魅せられた大学教授がジャンベを叩きまくるHOWTOモノの様相を呈するのだが…。

このまま、生活に疲れたオッサンが習い事にハマるような、周防正行みたいな学習系ジャンベ映画?になるのかなとおもいきや、そうならない。セントラルパーク(かな?)でのセッションを愉しんだセンセと移民青年だったが、地下鉄で青年がポリスに捕らえられてしまう!苦々しい顛末だが、青年のおっかさん(『シリアの花嫁』のヒアム・アッバス)が登場してしまうと、緊迫とともに、なんらか不器用な…ぶっちゃけ恋愛にちかい感情がセンセにもたらされる。先立った奥さんの遺品だったピアノも売っちゃうし…ブロードウェイでデートもしちゃうし。その一方、依然青年は拘留されたまま。なすすべもない。

なんつうのかな…単純な話しじゃないし、解決してハッピーエンドってわけでもない。むしろ苦い。不法滞在してる移民のそのすべてが、本作のカップルのような陽気で平和なひとたちだとも、おもわない(おれは基本的に、移民とかどうなのよ?っておもいがちな人間)。いたるところ問題だらけ、ゆゆしいよ。そんな都合のいい話しあるはずない。だからこそ、一歩踏み出したセンセの姿がね、当て所なくなったカップルに差し出した手。セントラルパークで意を決して踏み出した一歩。そこに意味がある。いい映画。

扉をたたく人

(17日、フォーラム3)
映画 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<とびだす!3D東映アニメまつり (『きかんしゃ やえもん (2009)』ほか4本立て) | ホーム | 戦慄迷宮3D THE SHOCK LABYRINTH (2009)>>
コメント
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://daliandisease.blog47.fc2.com/tb.php/2145-805805fb
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。